マーベル・アニメーションが制作する新作アニメ「マーベル・ゾンビーズ（原題） / Marvel Zombies」のフッテージ映像が現地時間10日、米アナハイムで開催中の「D23 2024」の会場限定で初公開された。
本作は、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）のヒーローたちが活躍する世界が、ゾンビによって崩壊するさまを描く全4話のアニメシリーズ。マーベルヒーローたちのゾンビ化を描いた「ホワット・イフ...？」シーズン1第5話「もしも…ゾンビが出たら？」から派生した作品だ。
フッテージ映像では、ゾンビ軍団と戦うシャン・チーと親友ケイティーが登場し、父ウェン・ウーが救援に駆けつける。しかし、シャン・チーは右腕をゾンビに噛まれてしまい、腕から急速にゾンビ化が進む。ウェン・ウーは自身の腕輪をシャン・チーの右腕に投げつけ、腕輪の効力でゾンビ化を途中で止めるも、自身はゾンビ軍団の餌食となってしまった。
映像後半は、ゾンビの出現から5年後の荒廃した世界を映し出す。改造車に乗り込み、陽気に歌うシャン・チーとケイティー。彼らの後を追うのは、スクラル人のバイカー集団だった。シャン・チーは、ウェン・ウーから託された腕輪でバイカーたちを一層する。キャラクターのコスチュームや世界観は『マッドマックス』を彷彿させ、ゾンビとの戦いのみならず、生存者同士の戦いも期待できそうだ。
「ホワット・イフ...？」の制作総指揮を務めるブラッド・ヴィンダーバウムは、本作が成人向けレーティング「TV-MA」作品になることを明かし、ハードコアな描写が登場することを予告。TV-MA指定のMCU作品は、実写ドラマシリーズ「エコー」に続く2作目となる。
「マーベル・ゾンビーズ（原題）」は2024年にディズニープラスで配信される。（取材・文：編集部・倉本拓弥）
「D23 2024」は現地時間8月11日までアナハイム・コンベンション・センターほかにて開催中
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