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自称“完璧な男”簡秀吉、ダメ男役にノリノリ「すごく楽しかった」

シネマトゥデイ 映画情報 2024年8月17日 14時12分

 俳優の簡秀吉が17日、都内で行われた映画『威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~』完成披露イベントに出席。いつものイケメンアピールで会場を沸かせつつ、自分とはかけ離れた“ダメ男”役へのアプローチ法を語った。この日は、池田朱那、吉田凜音、田淵累生、小野匠、なるせゆうせい監督も来場した。

 『君たちはまだ長いトンネルの中』などで知られるなるせが監督・脚本を手掛けた本作は、厳しい現実に翻弄(ほんろう)される大学生たちの葛藤や成長を描く青春ドラマ。奨学金を利用して大学に進学した唯野空(池田)が、卒業後も長期にわたって返済が必要な奨学金制度の厳しさを痛感し、やがてあるアルバイトに手を染める。

 空の恋人・蛭間拓人を演じた簡は、「台本を読んだときに“ダメ彼氏”ということで、僕自身は本当に完璧な男なので……」といつもの“秀吉節”を効かせて笑いを誘いながら、「友人と『ダメ男の特徴ってなんかあるかな?』と話をした時に、いろんな特徴が思い浮かんで、それを台本を元に拓人に擦り込んでいく作業をめちゃくちゃしました。映画でいいアクセントになればいいかなと思っていました」と自分とは真逆の役へのアプローチ法を紹介する。

 「それは空ちゃんの魔法のカードで」という台詞が印象的だったことも打ち明けた簡は、「下手したら犯罪なので、すごい男だなと思いました」と吐露。そんな簡のダメっぷりについて、なるせ監督は「今日はすごいイケメン」と褒めつつ「(ダメ男の芝居を)嫌がる人もいるけど、簡くんが『やりますよ、全然』と積極的にやってくれたので、すごい」と感心。簡は「すごく楽しかったです」とほほ笑んだ。

 主演を務めた池田は「こんなにコミカルな作品になるとは思っていなかったので、(撮影中は)この映画大丈夫かな? と思いましたが、こんなに面白く作ってくださって良かったです」とにっこり。なるせ監督は「不安そうな空気は感じました」と振り返るも、「社会性を含めたエンタメ」と語る本作に自信をのぞかせていた。(錦怜那)

映画『威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~』8月30日よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開

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