11月14日から配信開始となる、有村架純と坂口健太郎がダブル主演を務めるNetflixシリーズ「さよならのつづき」(全8話・一挙配信)が、10月2日から開催される第29回釜山国際映画祭のオンスクリーン部門に正式招待され、配信に先駆けワールドプレミア上映されることが発表された。日本作品初の快挙となる。
本作は、北海道、ハワイの壮大な風景を舞台に、事故で恋人を失ったヒロインと、その恋人に命を救われた男の切なくも美しい奇跡を描いたラブストーリー。有村が最愛の恋人を失いながらも、傷ついた人を笑顔にする最高に美味しいコーヒーを世界に広めようと奮闘する菅原さえ子を、坂口がその恋人に命を救われた大学職員の成瀬和正を演じる。映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『余命10年』の脚本家・岡田惠和による完全オリジナルストーリーで、大河ドラマ「青天を衝け」や連続テレビ小説「ひよっこ」の黒崎博監督がメガホンを取った。
釜山国際映画祭のオンスクリーン部門は、2021年に新設された配信ドラマ向けの部門。今年最も期待される話題のドラマを紹介する、映画ファンだけでなく世界中の配信ドラマファンも注目の新部門になっている。
この正式招待決定について、脚本の岡田は「釜山国際映画祭に『さよならのつづき』が参加できることになったと聞いたときには、驚きと同時に心が躍りました。作品は完成し、あとは配信を待つのみとなっている我々スタッフに、勇気と自信をいただきました。先行して観ていただく方々にどんな風にこの作品が届くのか。楽しみにしております」とコメント。
黒崎監督も「有村さん、坂口さんたちキャストの渾身の演技が、そしてスタッフが追求した映像美が、釜山に届いたのだと思います。世界中から秀作が集う本映画祭でお披露目できるとは、作品にとってこんな幸せなスタートはありません」と、日本に先立ち海外で上映されることへの緊張と確かな自信を覗かせた。
また、あわせて5点の場面写真が公開。どこか切なさを感じさせるノスタルジックな有村、坂口のアップショットをはじめ、悲痛な表情や雄大な景色に佇む彼らの姿など、本作の世界観が伝わるシーンが切り取られている。(高橋理久)
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