クエンティン・タランティーノ監督が、コメディアンであるビル・マーのポッドキャスト番組「Club Random with Bill Maher」に出演し、映画『トイ・ストーリー』シリーズへの熱い思いを語った。
映画の3部作について話が及んだ際、セルジオ・レオーネ監督×クリント・イーストウッド主演の『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』が稀有な成功例だと切り出したタランティーノ監督。“素晴らしい前作がかすむくらいの素晴らしさ”を1作目から2作目で達成できている3部作は多いが、それが2作目から3作目でも達成できている作品はほぼないというのだ。
そして、タランティーノ監督は『トイ・ストーリー』3部作もそれを達成できていると力説する。「あなたは嫌いかもしれないけど、僕は『トイ・ストーリー』3部作の大ファンなんだ」「『トイ・ストーリー』の場合、3作目はただ最高に素晴らしい。今まで観た中でもベストの一つ。前2作を観ていれば、ただ胸を打つ」と大絶賛。
ただそれゆえ、『トイ・ストーリー3』から9年ぶりの新作として2019年に発表された『トイ・ストーリー4』を観る気はないのだという。「問題は、彼らが4作目を作ったこと。それを観たい気持ちは全くない。彼らは出来うる最高な形で物語を終わらせたのに! だから僕にとってはそれが良作だろうが、どうでもいい! 僕にとっては3で終わりだ! いい作品なのかもしれないけど、僕にとっては終わり」と続けていた。
なお、ディズニー&ピクサーは現在『トイ・ストーリー』シリーズ第5弾を制作中で、2026年6月19日に全米公開される。テーマはおもちゃvsテクノロジーで、暴走状態となった総勢50体のバズ・ライトイヤー軍団がウッディたちの敵として登場する。(編集部・市川遥)
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