赤坂アカ・横槍メンゴによる人気漫画を実写ドラマ&映画化する「【推しの子】」で主人公・アクアを演じる櫻井海音が、「この役は僕以外にやらせたくない」と明かす実写化への覚悟とあふれる原作愛を語った。
「週刊ヤングジャンプ」で2020年に連載がスタートした「【推しの子】」は、伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇なく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーが話題のコミック。実写版には、主演の櫻井をはじめ、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、成田凌といった旬なキャストが集結した。
櫻井ふんするアクアは、母・アイ(齋藤)の死の真相を巡り、復讐心を燃やして“芸能界”へと潜り込むという役柄だ。出演にあたり、大きなプレッシャーを感じていた櫻井は「もともと、お話をいただく前から原作を読ませていただいていて、すごく好きな作品でした。『もし実写化するならアクア役をやりたい』と思っていたら、本当にお話をいただけて。大好きな作品だし、ファンも沢山いる作品なので、めちゃくちゃプレッシャーはありました」と胸中を明かす。
社会現象を巻き起こした原作漫画の実写化に期待と不安を抱えつつ、櫻井はアクア役として出演を決意。「プレッシャーはありましたが、でもそれ以上にアクア役をやりたい気持ちが強すぎて、最初に監督やプロデューサーと話した際、『この役は正直僕以外にやらせたくないです』と、正直な気持ちを伝えさせていただきました」と並々ならぬ覚悟を抱いていた。
撮影は、昨年11月から今年の3月まで4か月以上にわたって行われた。櫻井は撮影期間中、原作を改めて読み込み、アクアというキャラクターを徹底的に落とし込んだ。
「第一はやっぱり原作への気持ちというか。赤坂アカ先生・横槍メンゴ先生がこの世に生み出してくださったものを、いかに自分に投影させて演じることができるかという気持ちがありました。絶対に原作の持つアクアのイメージを崩したくなかったので、毎シーン毎シーン撮る前に、原作にある同じシーンを見てアクアがどういう表情しているか、どういう動きをしているか、座っているか立っているか、ポケットに手を入れているか、入れていないか、など細かいところまでできる限りやりたいと思って臨みました」
原作者の赤坂と横槍は、撮影現場を何度か訪問していたという。櫻井は「初めてお会いした際は緊張しすぎて、棒立ちでした。後から聞いたのですが、赤坂先生・横槍先生から見ても『めちゃくちゃ緊張してたよ』みたいな感じだったらしく…(笑)それくらい好きで、リスペクトしている作品の先生に会うというのはものすごく緊張することでした。でも、2回目にお会いしたときは、お二人がフランクに接してくださったおかげで、緊張せずに色々と会話をさせていただけました」と当時を振り返る。
大きなプレッシャーを抱えながらも、無事に撮影を終えた櫻井。「自分の大好きな作品で、ずっとやりたいと思っていた役を色々な人に支えていただきながら、アクアを演じられたのは、俳優としてものすごく貴重な経験。皆で作り上げた実写【推しの子】を、一人でも多くの方に見ていただきたいです」と手応えを明かしていた。(編集部・倉本拓弥)
「【推しの子】」ドラマシリーズは11月28日21時より Prime Video で世界独占配信開始/映画は12月20日より東映配給で全国公開
【関連情報】
・ドラマ&映画【推しの子】公式サイト
・【画像】アクア役・櫻井海音の真剣な眼差し!実写版【推しの子】スチール写真
・「【推しの子】」ルビー役!伊駒ゆりえに注目
・Kaito、個人活動を「櫻井海音」に改名 俳優として前進するため
・「SPY×FAMILY」実写化されたら演じてほしい俳優は?
・ミスチル桜井和寿の長男・Kaito「エール」で朝ドラデビュー