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実写版「ボルテスV」メカデザインは原作から変えたくなかった!オタク監督の強い意志

シネマトゥデイ 映画情報 2024年8月30日 12時0分

 東映のロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」(1977~1978年)をフィリピンで実写化した映画『ボルテスV レガシー』(10月18日全国公開)から、メガホンを取ったマーク・A・レイエス・V監督がメカデザインの制作秘話を明かすインタビュー映像が公開された。

 「超電磁マシーン ボルテスV」は、5人の若者たちが合体ロボットに搭乗し、地球に飛来したボアザン星人の侵略軍に立ち向かうさまを描いた全40話のアニメーション。日本放送からすぐに海外展開がはじまり、特にフィリピンでは、衝撃的な展開や差別問題に切り込むストーリーに多くの人々が惹き込まれ、圧倒的な人気を獲得。現地ファンの熱烈な愛に応えるように、レイエス・V監督が1本の映画と全90話のテレビシリーズで実写化に成功した。

 映像では、そんな原作オタクのレイエス・V監督が、メカデザインについて熱く語っている。主人公たちが搭乗するボルテスVのデザインは、原作アニメから変えないという強い意志があったそうで「変更が許可されなかったのではなく、変えたくなかったんです。アニメのボルテスVのイメージをそのまま表現したかった。もちろん質感を現代的にしたり、戦って、飛んで、合体してといった動きのギミックを強化しています」と説明。メカの細部や質感を進化させ、より重量感のあるボルテスVを生み出した。

 一方で、ボルテスVの敵となるビースト・ファイターは、アニメと違う要素を施した。原作アニメに登場する“獣士”は、実在の動物に似たデザインとなっており、「アニメならばそれでOKですが、実写にすると違和感があるんです。デザインの基本部分を活かしながら、もっと怖くてタフにしました」とレイエス・V監督。ボルテスVとは異なるアプローチだが、原作のデザインの根幹部分は残しており、ここにも監督の作品愛が感じられる。

 映像には、ボルテスVとビースト・ファイターの戦闘シーンも収録。原作アニメの楽曲をアレンジしたBGMにのせて、ボルテスVが白熱のバトルを繰り広げる。(編集部・倉本拓弥)

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