歌手・タレントの研ナオコが5日、都内で行われた映画『エイリアン:ロムルス』(9月6日全国公開)の公開直前イベントに、エイリアン最終形態(=ゼノモーフ)姿で出席。特殊メイクが精巧で表情が読めないが、研は「スタッフが『機嫌がいいのか悪いのか、疲れているのかどうかもわからない』(と言っていたけど)ものすごいご機嫌なの」とノリノリだった。この日は、日本語版声優を務める石川界人(タイラー役)、内田真礼(ケイ役)、ファイルーズあい(ナヴァロ役)、お笑い芸人のカズレーザーも来場した。
本作は、恐怖の原点にして頂点である『エイリアン』(1979)の“その後の物語”として、エイリアンに遭遇する若者たちの姿を描いたサバイバル・スリラー。『ドント・ブリーズ』(2016)で世界中を震え上がらせた鬼才フェデ・アルバレス監督がメガホンを取り、シリーズ創造主のリドリー・スコットが製作に名を連ねる。
ゼノモーフ姿で登場した研は、以前からテレビ番組やプライベートなどでアニメキャラクターに扮したコスプレや特殊メイクをしており、今回も「やりたかったの。エイリアン好きなんです。うれしいです。ずっとこのままでいたい。鏡で見ると自分かわからないんですよ」と喜びのコメント。メイク時間は3時間かかったが、研の体感は2時間程度だったそうで、カズレーザーは「ナチュラルメイクでなんですね」と感心した口調で会場の笑いを誘った。
研同様、貴重な体験をした声優陣。石川は「歴史ある大作の吹替えをするのはなかなかない機会でした。皆さんがどういう風に悲鳴を上げてくれるのかワクワクしております」と声を弾ませる。また「小っちゃい頃に『エイリアン』シリーズを観た時のトラウマがよみがえって来て、顔をしかめながら声を当てさせていただきました」と収録を振り返ると、役者に合わせた「呼吸がかなり大事」だったことから、酸欠になりかけたことや「休憩時間を取りながらやりました」とも明かした。
内田も「冷や汗が止まらない。全ての水分を出し切ったアフレコでした」と緊迫したシーンの連続に苦労したことを吐露。ファイルーズは「あまり休憩を入れないでやってもらったんですよ。どんどん喉がかすれたり渇いてくるんですけど、彼女(ナヴァロ)たちは水を飲んでいる暇がないぐらい逃げまどっているので、リアルなお芝居にしたいなと思ってやりました」と思い返していた。(錦怜那)
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