岡田将生と中井貴一、そして大ヒットドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の生みの親である脚本家・中園ミホがタッグを組んだ痛快医療ヒューマンドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系・毎週木曜よる9時~)の2年ぶりとなる続編が決定し、10月17日より放送(初回は拡大スペシャル)されることが発表された。
「ザ・トラベルナース」は、フリーランス看護師としてさまざまな街を渡り歩く、名もなきトラベルナースたちが、卓越したスキルと生きる哲学をもって、患者とその家族、周囲の医療従事者をも救っていく人間ドラマ。2022年に放送され、世帯平均12.1%の好視聴率を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
優秀だがプライドが高く感じの悪い那須田歩(岡田)と、物腰は柔らかいが謎多き嘘つきの九鬼静(中井)。共に卓越したスキル&熱き哲学を持ったスーパーナースの2人は、前作で運命の出会いを果たし、反発しつつも手を取り合い、患者ファーストで医療現場を改革してきた。そんな最強の曲者ナイチンゲール・コンビが、再び日本に舞い降りるのは、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。クリーンな若きカリスマ新院長が前院長の汚職発覚を受け、「正しい医療、正しい働き方」を掲げているが、やがて歩と静と対立し、今シリーズ最大の敵として立ちはだかることとなる。
岡田は、前シーズンについて「クランクアップでは作品が終わる寂しさで思わず涙ぐんでしまったのですが(笑)、それくらい忘れられない時間が詰まったドラマでした」と振り返り、続編の決定について「まさか2年で帰ってこられると思っていなかったので、本当にうれしかったです」とコメント。また、中井との2年ぶりの共演についても「尊敬する貴一さんに、この2年で経験したものをぶつけられることが楽しみです」と意気込みを語った。
一方、中井は「1話1話妥協することなく、みんなで話し合いながら、良いものを作っていきたいと思っています」と作品への思いを語りつつも、「力をあまり入れすぎず、お客様に楽しんでいただけるものを楽しく撮影していくことが大切だと思います。何事も力を入れすぎると、ろくなことになりませんから(笑)」と、早くも“静らしい”コメント。「毎日頑張っていらっしゃる多くのナースの方々にエールが送れるように、面白いドラマにしていきたいと思います」と視聴者へメッセージを寄せた。(高橋理久)
岡田、中井のコメント全文は以下の通り。
岡田将生(那須田歩 役)
ーー続編が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
前作を撮っている最中からチーム一丸となって、続編を目指せるように頑張っていたのですが、まさか2年で帰ってこられると思っていなかったので、本当にうれしかったです。前作では監督やプロデューサーの皆様、そして中井貴一さんに本当に支えられ、同じ方向を向いて作品を作り上げる楽しさや、連続ドラマの面白さを教えていただきました。中井さんからたくさんのことを学ぶ中、自分自身と歩が成長していく姿がどこか重なり、クランクアップでは作品が終わる寂しさで思わず涙ぐんでしまったのですが(笑)、それくらい忘れられない時間が詰まったドラマでした。あれから2年、また成長した姿を中井さん、そしてチームの皆さんに見せられるように頑張ろうと思っています。
ーー今作で新たにチャレンジしたいこと、期待することはありますか?
作品の中でも描かれているように、人ってなかなか成長しないもので(笑)。でも、だからこそ愛嬌や人間味があるなって、すごく感じています。それをまた新たな形で、どこか父のような感じもある静さんとの軽妙なやりとりを通して見せられたらいいなと思います。
ーー中井貴一さんと2年ぶりの共演となりますが、楽しみにされていることはありますか?
貴一さんとは前作の撮影が終わってからもお食事をさせていただいたり、連絡を取り合ったり、すごくお世話になっているのですが、実はいまだにお会いするたび緊張してしまうんです(笑)。そんな尊敬する貴一さんに、この2年で経験したものをぶつけられることが楽しみです。その一方で、今回は新しいキャストの方々も入ってくださいますし、貴一さんと共に気張ることなく、皆さんと良いチームワークを築きながら、1カット1カット積み重ねていきたいです。
ーー視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
続編をやれるうれしさは、今は一旦置いておいて、また新たな気持ちでこのドラマに臨もうと思っております。こうやって戻ってこられたのは、ひとえにドラマを見てくださった方々のお声がたくさんあったからこそ。その期待を決して裏切らない痛快な医療ドラマになると思うので、ぜひ見てください。
中井貴一(九鬼静 役)
ーー続編が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
前作で静は病気で倒れてしまったので、再登場はないかと思っていたのですが(笑)、どうも手術が成功したらしく、お声がけいただきました。実は前作の放送中、病院に行ったりするとナースの皆さんが「見てますよ」と声をかけてくださり、多くの医療現場の皆さんが喜んで見てくださっていることを実感していたんです。ですから、今回も頑張って続けていこうと思い、お引き受けさせていただきました。
ーー今作で新たにチャレンジしたいこと、期待することはありますか?
僕はいつも「続編をやるからにはバージョンアップしないと、やる必要はない」と思っているんです。より面白いものを作る覚悟がないとダメだと思うので、1話1話妥協することなく、みんなで話し合いながら、良いものを作っていきたいと思っています。ちなみに、静の広島弁もバージョンアップ的なことがいろいろあると思います。広島弁だけでなく、いろんな言葉を話すかも…(笑)。ぜひご期待ください。
ーー岡田将生さんと2年ぶりの共演となりますが、楽しみにされていることはありますか?
この2年、彼の仕事も時々拝見しているのですが、いろんな現場でいろんな経験をなさっていて、「あぁ、良くなったな。すごいなぁ」と思うことが多々あるんです。ですから、彼から学べることがあったら学びたいですし、僕も負けないように頑張らなきゃと思っています。ただし…これは岡田くんとの共通テーマでもあるのですが、力をあまり入れすぎず、お客様に楽しんでいただけるものを楽しく撮影していくことが大切だと思います。何事も力を入れすぎると、ろくなことになりませんから(笑)。
ーー視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
先ほども申しましたように、力まずに、皆様が日頃感じている医療の垣根を取り払えるよう、そして毎日頑張っていらっしゃる多くのナースの方々にエールが送れるように、面白いドラマにしていきたいと思います。ぜひご覧ください。
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