お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが12日、都内で行われたNetflixシリーズ「極悪女王」(9月19日世界独占配信)の完成報告会に出席。総監督を務めた白石和彌に感謝の気持ちを込めた“愛”の竹刀打ちを披露すると共に号泣した。報告会には唐田えりか、剛力彩芽も参加した。
本作は、1980年代に女子プロレス旋風を巻き起こした悪役レスラー・ダンプ松本の知られざる物語を描いた物語。ゆりやんはダンプ松本役のオーディションをマネージャーから聞いた際「アメリカで売れたいと思っていたので『受けます!』と私利私欲だけで参加しました」とぶっちゃけて会場を笑わせる。
オーディションの話があった当時、ゆりやんは110キロあった体重を、数年かけて45キロ減量していた時期。ダンプ松本のようなレスラー体型にするために、再び大幅な増量が必要とされていたため「自分にできるのかな」と悩むこともあったというが「こんな機会はもうない」と再び過酷な増量に挑んだという。
プロレスに純粋な憧れを持つ一人の少女が、稀代の悪役レスラーに変貌するまでの姿を見事に演じ切ったゆりやん。そこにはレスラーとしての体力づくりはもちろん、多大な努力が垣間見える。ゆりやんは「ダンプさんのピュアなプロレスに対する思いと、自分がお笑い芸人を目指したときの気持ちが重なる部分もあった」と感情移入する場面が多かったことを明かし、「とにかく白石和彌総監督の『極悪女王』をぜひご覧ください」と熱い思いを吐露。
そんな熱い思いを形にするべく、ダンプ松本の“相棒”として長年リングをにぎわせた竹刀を持って登場したゆりやんは、白石総監督に愛情たっぷりの“お礼参り”。白石監督もノリノリで背中をゆりやんに向けると、すでにゆりやんの目に涙が。
豪快な竹刀打ちを白石監督の背中にお見舞いしたゆりやんは「もし白石監督がいなかったらわたしたちはどうなっていたでしょうか。『極悪女王』という作品がなかったら、どんな人生を送っていたんだろうと思うぐらい大きな作品です」と号泣。「9月19日、世界が変わります!」と高らかに宣言していた。(磯部正和)
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