女優・モデルのKoki,が出演するアイスランド・イギリス合作の映画『TOUCH/タッチ』が、2025年1月24日に日本公開されることが決定した。日本からは本木雅弘、中村雅俊、柴田理恵も出演する。
本作は、『ビースト』(2022)、『エベレスト 3D』(2015)、『2ガンズ』(2013)などのメガホンを取った、アイスランド出身のバルタザール・コルマウクル監督が手掛けた人間ドラマ。初期の認知症であることが判明した主人公クリストファーが、50年前に出会い、愛し合っていた中で突然消えてしまった日本人女性の謎を解き明かすため、2023年、コロナの世界的流行で国境が封鎖され始めるなかアイスランドを出発し、ロンドン・日本を旅しながら彼女を探す壮大なラブストーリー。
Koki,が演じるのは、クリストファーが学生時代をすごす1957年のロンドンで出会う最愛の人であるミコ。本作について「宝物のような大切な映画です」とコメントを寄せたKoki,は、「撮影期間中、数えきれない程、沢山の事を学ばせて頂き、一人の人間としても、私を成長させてくださり、『物語を伝える』、そして『演じる事』の魅力を、改めて実感する事が出来ました」と語っている。
本木は、ミコの父でありクリストファーが働く日本料理店を営む高橋役で出演。1957年のロンドンで、異国の地で溌溂と店を切り盛り支えあいながらも、悲しい事情を抱える日本人親子を演じた。さらに、2023年の日本でクリストファーが出会い酒を酌み交わすクタラギ役を中村、ミコを探す中で出会うハシモト役を柴田理恵が演じ、中村は劇中で歌も披露する。
クリストファーを演じるのは、アイスランドの俳優・歌手のエギル・オラフソン。また、若き日のクリストファーは、オーディションを経てコルマウクル監督の息子であるパルミ・コルマウクルが演じた。
原作は2020年にアイスランドで発表されたオラフ・オラフソンのベストセラー「Snerting(原題)」。コルマウクル監督は、本書について「世界の国々と異なる人種、2つの時間軸と歴史的な出来事をパンデミックの世界に見事に織り込ませている」と映画化を熱望した。撮影は2022年の終わりにアイスランド・レイキャビクで始まり、ロンドンでの撮影を経て、2023年に東京や広島での日本ロケを敢行。ロケ撮影は主にアイスランド人と日本人のスタッフで行われ、監督は「両国のスタッフが献身的に協力する姿を見て終始感動させられた」と語っている。Koki,のコメント全文は下記の通り。(編集部・入倉功一)
ミコ役:Koki,
映画『TOUCH/タッチ』 は私にとって、宝物のような大切な映画です。
家族のように温かく、情熱的でプロフェッショナルなチームの皆様と、一緒に撮影をさせて頂けた事を心から感謝しています。撮影期間中、数えきれない程、沢山の事を学ばせて頂き、一人の人間としても、私を成長させてくださり、「物語を伝える」、そして「演じる事」の魅力を、改めて実感する事が出来ました。
私が演じたミコは心に深く大きな傷を負っていてそれを隠すように生き、自分の過去を忘れたくて新しい文化に溶け込もうとしていました。ミコの父は娘を守りたい一心で彼女に厳しく、親子の間には徐々に距離が生まれていました。愛に興味と憧れを強く抱いていた彼女は、クリストファーに出会い、やっとありのままの自分を受け入れる事が出来るようになり、彼の前では嘘偽り無い自分でいられる、そんな本当の愛を知ります。ミコの明るい笑顔の裏には傷ついた心がある為、ミステリアスな一面を意識して、強さと裏腹にとても繊細な心のバランスを考えながら役に取り組み演じさせていただきました。
映画『TOUCH/タッチ』という物語は心に残るような素晴らしいメッセージが沢山込められている作品だと思います。日本の映画館でも公開する事が決定してとても嬉しいです。是非多くの方々に観て頂きたいです。
【関連情報】
・映画『TOUCH/タッチ』オフィシャルサイト
・【写真】Koki,東出昌大と2ショット
・キムタク次女・Koki,、海外映画2作目が発表 ティム・ロス&平岳大ら共演のサバイバル・スリラー
・木村拓哉主演『グランメゾン・パリ』場面写真15点が一挙公開!
・大倉孝二、『ピンポン』が俳優人生の転機に「アンナチュラル」井浦新との再会は「照れ臭かった」
・「MIU404」「アンナチュラル」続編の可能性は?『ラストマイル』で拡大、シェアード・ユニバースのこれから