吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の8日放送・第34回で渡邊圭祐演じる“成長著しい”藤原頼通が初登場。その麗しさに色めきたつ一方で、父・道長(柄本佑)との会話で見せた反応にツッコミが寄せられた(※一部ネタバレあり)。
第34回「目覚め」は、前話ラストに続いて興福寺の別当・定澄(赤星昇一郎)ら僧が都に押し寄せ、朝廷に要求を突きつける非常事態から幕を開けた。道長は定澄からの“多すぎる”要求に辟易する一方で、相変わらず娘の中宮・彰子(見上愛)と一条天皇(塩野瑛久)の距離が縮まらないことに頭を悩ませる。
頼通は、道長の嫡男。公式サイトには、若くして出世していくが政治に興味がなく、父には尊敬と反発の複雑な思いを抱き続ける。のちに宇治に平等院を造営する……とある。
成長した頼通が登場したのは終盤のこと。道長は彰子の懐妊を願う「曲水の宴」に続いて御岳詣を決意。頼通に参拝を告げた際、頼通は「わたしもご一緒しとうございます」と勢いよく同行を申し出るが、道長によると参拝するには100日もの間精進潔斎をし、酒、肉、欲、色を絶たなければならないという。「お前にできるか」と問われると、頼通は即答するかと思いきや「うーん……」と言い淀んだ。
麗しく成長した頼通の姿に、SNSでは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の北条泰時(坂口健太郎)に用いられた「成長著しい」のワードが連発。「大人になって…」「大きゅうなったなあ」「ウォズだ!」「この超美形が頼通なの」「頼通かっこいい」「ミスター平等院きたー」と歓喜の声に沸くも、「うーん……」とためらう姿には「正直だな」「うーんじゃないよw」「言い淀むんかいw」「即答しなさいよw」とツッコミが続々。「まさか色を気にして」など、何に対してのためらいなのか推測する声も多く見られた。
「仮面ライダージオウ」のウォズ役で知名度を上げ、ドラマ「MIU404」「推しの王子様」「チェイサーゲーム」、映画『恋のいばら』『わたしの幸せな結婚』など着実にキャリアを重ねる渡邊。本作は初の大河ドラマ出演となり、出演発表時には自身のInstagramで「わくわくですね。10円玉の平等院鳳凰を造営した人です」と期待を膨らませていた。
次回・第35回の予告には御岳詣のシーンも含まれており、某栄養ドリンク剤のCMを思わせる画が注目を浴びている。(編集部・石井百合子)
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