巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督の特集上映が、11月29日より開催されることが決定した。
『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』などで知られ、2度のアカデミー作品賞・パルムドールを受賞したコッポラ監督は、自身の作品を再編集することでも有名。“終わらない再編集”と題した今回の特集上映は、コッポラ監督の“完璧主義”な一面を垣間見ることができるラインナップとなっている。
今回公開されるのは、未公開映像を含めて大胆に編集し直した『ワン・フロム・ザ・ハート リプライズ ‐4Kレストア版‐』、劇場公開版からより原作小説に近づけたディレクターズ・カットに“最高のクオリティ”を自ら求め監修も行った『アウトサイダー コンプリート・ノベル ‐4Kレストア版‐』、そしてプロデューサーであるコッポラと監督であるヴィム・ヴェンダース、二人の確執をおさめた『リヴァース・アングル:ニューヨークからの手紙』(ヴェンダース監督『ハメット』の撮影裏であり、『ハメット』と併映)。さらに、コッポラの隠れた名作との呼び名も高い『カンバセーション…盗聴… ‐4Kレストア版‐』。1970、1980年代に発表した作品を中心としたラインナップとなっている。(今井優)
11月29日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、他全国順次ロードショー
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