萩原利久と八木勇征（FANTASTICS）主演の大ヒットBLドラマの続編となる『劇場版 美しい彼～eternal～』のシネマ・コンサートが12月25日にパシフィコ横浜・国立大ホールで開催されることが明らかになった。
「流浪の月」「汝、星のごとく」などの凪良ゆうによるシリーズ累計発行部数130万部突破の人気BL小説を実写ドラマ化した「美しい彼」。『劇場版 美しい彼～eternal～』は、2シーズンのドラマ放送（2021・2023）を経て2023年4月7日より公開され、ロングランヒットを記録した。無口でクラス最底辺の“ぼっち”平良（萩原）と、クラスの頂点に君臨する人気者“キング”清居（八木）の恋を描くストーリーで、劇場版では大学卒業を控え、人気カメラマンのアシスタントとして働きはじめた平良と俳優としての活躍の場を拡げる清居の“その後”の物語が描かれる。
シネマ・コンサートとは、音声やセリフ、効果音はそのままに、劇中に流れる音楽パートをオーケストラが大スクリーンでの映画全編上映に合わせて生演奏し、映画をライブ感覚で体感できる鑑賞スタイル。これまで『タイタニック』『ハリー・ポッター』シリーズ、『ラブ・アクチュアリー』『ラ・ラ・ランド』などが上演されてきた。
公演は18:00開場、19:00開演、21:15終演予定。公演内容は、第1部がシネマ・コンサート（上映時間：103分）、第2部が酒井麻衣監督と作曲家フジモトヨシタカのトークショー（20分）。指揮を栗田博文、演奏を「美しい彼」特別オーケストラが務める。
コンサート開催にあたり主演の萩原は「まさかこんな機会までこの作品で作っていただけるなんて想像もしていませんでした。公開からこれだけ時間が経っても作品を好きでいてくれる人がたくさんいるんだなって実感しますし、またこうやって新しく作品が広がっていくことが嬉しいなと思います。作品を観るのが初めての人も何度目かの人も目一杯楽しんで欲しいです」、八木は「時間が経ってもこの作品がこれだけ沢山の人に愛していただいていることを実感しました。自分としてもすごく嬉しい気持ちでいっぱいです。本編では本当に素敵な音楽が多く使われているので、生演奏で聴きながら鑑賞すると、まるで自分自身がその世界に飛び込んでいる感覚になれると思います。皆さん是非楽しんでください」とコメントを寄せている。
先行チケット抽選販売の申込期間は9月22日正午から10月1日23:59まで。チケット一般発売は10月12日正午から。チケット価格はS席が11,000円、A席が8,800円（いずれも税込）。
原作者・凪良ゆう、酒井麻衣監督、脚本・坪田文、音楽・フジモトヨシタカのコメント全文は下記の通り。（編集部・石井百合子）
原作／凪良ゆう（なぎら・ゆう）
小説には絵も音もありません。ですが、執筆時、わたしの頭の中には素敵な映像や音楽が流れていることがあります。それはわたしだけの世界でした。「美しい彼」が映像になり、そこにはわたしが思い描いていた以上の素晴らしい絵と音がありました。その世界を皆さんと分け合える奇跡を何より嬉しく思っています。
監督／酒井麻衣（さかい・まい）
フジモトさんが「美しい彼」のために作りあげた繊細で迫力のある美しい音楽たちに心を奪われています。１フレーズ聞くと一瞬にして、春の嵐のような感情に包み込まれてしまい、瞳の奥で暖かい涙が疼きます。永遠に大切にしているあの2人の空気を、シネマオーケストラという形で、リアルタイムの時間で浸れることができ、とても嬉しいです。楽しみです。
脚本／坪田文（つぼた・ふみ）
旋律を耳にするだけでいつだって呼び戻される。平良と清居のいる美しい世界に。笑顔も、涙も、愛も。永遠にきっとある。フジモト先生の作られた音楽をオーケストラの演奏の中で皆さんと一緒に堪能できるのが心から楽しみです。
音楽／フジモトヨシタカ
このお話をいただいた日から、ずっと心が躍っています。『美しい彼』の楽曲たちが、クリスマスという特別な日にオーケストラの演奏で響くことを想像するだけで、胸がいっぱいです。贅沢なひとときを、皆様と共に過ごせることを大変嬉しく思います。映画と共に楽しんでいただけますように。
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