9月20日から22日までの週末映画動員ランキングが興行通信社より発表され、満島ひかり&岡田将生共演の『ラストマイル』が週末3日間で観客動員23万7,000人、興行収入3億5,800万円をあげ、首位に返り咲いた。月曜日の祝日を含む公開32日間の累計成績は、動員315万人、興収45億円を突破している。新作では『劇場版「オーバーロード」聖王国編』『五等分の花嫁*』『トランスフォーマー/ONE』『あの人が消えた』の4作品がランクイン。トップ10のうち6作がアニメとなった。
2位に、丸山くがねによるウェブ小説をアニメ化したダークファンタジーの劇場版となる『劇場版「オーバーロード」聖王国編』が初登場。初日から3日間で動員19万8,000人、興収3億1,800万円を記録し、13日からのIMAXでの先行上映を含めると動員27万人、興収4億5,700万円となっている。
5位と6位もアニメ作品となり、5位に春場ねぎの同名コミックを原作とするテレビスペシャルアニメを放送に先駆けて上映した『五等分の花嫁*』、8位に『トランスフォーマー』シリーズの始まりの物語を3DCG、豪華声優陣を迎えて描いた『トランスフォーマー/ONE』が初登場。『トランスフォーマー/ONE』は声の出演に、クリス・ヘムズワース、ブライアン・タイリー・ヘンリー、スカーレット・ヨハンソン、ローレンス・フィッシュバーンら、日本語吹替版では中村悠一、木村昴、木村良平、玄田哲章、吉岡里帆らが参加している。
10位は、ドラマ「ブラッシュアップライフ」(2023)の演出で注目を浴びた水野格監督が、高橋文哉を主演に迎えたミステリー・エンタテインメント『あの人が消えた』。共演に田中圭、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、菊地凛子、染谷将太ら。
9位には、1月に公開されヒットを記録した『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の特別版(第1弾)がランクイン。500カット以上の本編映像がアップデートされているほか、第1弾、第2弾(11月1日~)で異なるエピローグカットが追加される。
前週1位で初登場した三谷幸喜監督・長澤まさみ主演の『スオミの話をしよう』は、週末3日間で動員17万3,000人、興収2億4,500万円をあげ3位に。公開11日間の累計成績は、動員81万人、興収11億円を突破している。
今週は、『スパイの妻<劇場版>』などの黒沢清監督が菅田将暉と初タッグを組んだサスペンススリラー『Cloud クラウド』、辻村深月のベストセラー小説を藤ヶ谷太輔、奈緒の共演により実写化する『傲慢と善良』、ティム・バートン監督とマイケル・キートンがタッグを組んだ1988年のホラーコメディーの続編『ビートルジュース ビートルジュース』、高石あかりと伊澤彩織が演じる殺し屋コンビの活躍を描いたアクションの第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2024年9月20日~9月22日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(3)『ラストマイル』:5週目
2(初)『劇場版「オーバーロード」聖王国編』:1週目
3(1)『スオミの話をしよう』:2週目
4(2)『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』:2週目
5(初)『五等分の花嫁*』:1週目
6(4)『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』:2週目
7(5)『インサイド・ヘッド2』:8週目
8(初)『トランスフォーマー/ONE』:1週目
9(圏外)『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』:35週目
10(初)『あの人が消えた』:1週目
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