ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の主要プロデューサーで知られるフランク・ドルジャーが製作総指揮を務め、日本から中島健人が海外ドラマデビューを果たすHuluオリジナル「コンコルディア/Concordia」が、11月8日より独占配信されることが決定し、特報とティザービジュアルが公開された。
「コンコルディア/Concordia」は、カメラとAIに生活の全てをモニタリングされたコミュニティー(=コンコルディア)を舞台にした全6話のサスペンス。自由で公正で人間らしい社会を保証するために作られたこの町は繁栄し、紛れもない成功を収めたことで、他の町への拡張計画を間近に控えていた。しかし、コンコルディアで起きたある事件が、コミュニティーの”理念”そのものを揺るがす事態へと発展する。
本作は、ドイツの公共放送局ZDF、中東のメディア企業MBC、フランス国営放送局グループFrance Televisions、日本のHuluが参画する大型国際ドラマとして制作された。中島のほか、ルース・ブラッドリー、ナンナ・ブロンデル、クリスティアーネ・パウル、シュテヴェン・ゾヴァーら国際色豊かなキャストが集結。監督は、木村拓哉が出演して話題となったドラマ「THE SWARM/ザ・スウォーム」のバーバラ・イーダーが務めた。(編集部・倉本拓弥)
フランク・ドルジャー(製作総指揮)コメント
Q:「コンコルディア」という町や物語自体のアイデアはどのようにして思いついたのでしょうか?
私は常にユートピアコミュニティー、特に企業で働く人々に可能な限り最高の生活水準を提供するために企業が創設したコミュニティーというアイデアに魅了されてきました。そして、そのようなコミュニティーを構築したい時は、そこに住む住人全てに安全で健康で生産的な生活を提供するには一体何が必要なのかと考えました。ストーリーについて考え始めると、このドラマでは<監視>と<AIの使用>について深掘りする必要があるということにいきつきました。AIは、適切に設計されていれば、人々を身体的危害から守るだけでなく、健康状態も監視することができるということも分かってきました。
また、自分が監視されていると知ることで自分の選択が変わり、より良い行動につながるかどうかという深層心理を探ることにも興味がありました。監視されることが、より法を遵守し、社会的責任のあるコミュニティを構築するのに役立つかどうか、など。
Q:本ドラマは何が正しくて何が間違っているかということを追求せず、このドラマの物語は私たちと私たちの価値観に対して問いかけてくれています。実際に、ストーリーを組み立てる際に直面した課題について教えてください。
登場人物の一人が言うように、リスクをもたらすのはテクノロジーではなく、作成したシステムを設計し監視する人々です。物語のその側面を表現することに加えて、現代において私たちにとってプライバシーを守ることがどの程度実現可能なのかということも、ドラマチックに表現したいと思いました。そして、プライバシーを放棄することで私たちが失ったものは、得たものよりも価値があるか、ということも大きな問いでした。
Q:ビジュアルに関して何か意味することなどはありますか?
最大の課題は、<監視>や <AI>を探求するドラマはディストピアでなければならないという考えを払拭することでした。そのために、私たちは光に満ち、透明で、非常に“人間的”で親しみやすいスケールの世界を創り出しました。また、できるだけ自然の世界も存在する世界にしたいと考えました。
Q:本作を楽しみにしている日本の視聴者にメッセージをお願いします。
このドラマを観る人が、コンコルディアのような世界に住むのはどのようなものかを想像するきっかけになれば幸いです。そして、皆さんは24時間カメラに映っていることをどう感じるでしょうか?
Huluオリジナル「コンコルディア/Concordia」は11月8日(金)日本独占配信スタート(毎週金曜新エピソード更新/全6話)
【関連情報】
・「コンコルディア/Concordia」公式サイト
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