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日向坂46・正源司陽子、映画撮影中にハプニング 海外観光客からのお願いに「オッケー!」

シネマトゥデイ 映画情報 2024年10月2日 13時22分

 アイドルグループ・日向坂46の四期生メンバーが2日、東京・築地で行われた映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』完成報告会に熊切和嘉監督と共に出席、映画初出演への思いを語った。この日は四期生メンバーから、正源司陽子、渡辺莉奈、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実、竹内希来里、平尾帆夏、清水理央、宮地すみれ、山下葉留花が出席。登壇予定だった平岡海月は欠席となった。

 四期生メンバーが演技に初挑戦する本作は、修学旅行で東京を訪れた女子高校生たちが、自由行動の日にさまざまな場所を満喫するさまを描き出す青春群像劇。この日の会場となった「RESTAURANT LUKE with SKY LOUNGE」は、地上221mの高層階にある天空レストラン。店内からは東京タワーやスカイツリーなど、東京の景色を一望できることから会場に選ばれた。

 主演を務める正源司は、四期メンバーでの映画出演に「驚きましたけど、うれしかったです」と笑顔を見せると、「やはりみんな演技に興味がある子たちばかりなので、『うれしいね!』という話もしました。年齢はバラバラなんですけど、同い年の役ということで、こうやって四期生みんなで制服を着て、楽しく、ありのままを撮っていただいて。幸せでした」と述懐。同い年役にも「意外と違和感がなくて。(年上のメンバーからは)普段からずっと楽しく、同い年のように接してもらっているんで、すごく楽しかったです」と振り返った。

 渡辺も「全員が映画初挑戦。そこはすごく驚いたんですけど、四期生ライブなどで一緒に活動する時間も多かったので。そこで深まったきずなが、ここで発揮されたんじゃないかなと思います」と初挑戦に手応えを感じている様子。とは言いながらも映画出演について告げられた時について清水は「ドッキリかと思いました」と笑いながら付け加えた。

 これまで『私の男』『658km、陽子の旅』など、ハードな人間ドラマを手掛ける印象のあった熊切監督だが、今回は一変。アイドル出演の映画を手掛けることとなった。この日も登場するや「担任の熊切です」と冗談めかした熊切監督だったが、今回のオファーに「今までの作風から、まさか僕にこういう話が来るとは思わなかったので、断ると二度と来ないかもと思ったのでやろうと思いました」と感じたという。

 実際に四期生と仕事をすることになった時は「僕が勉強不足でわかっていなくて。写真を見たら、同じタイプの子たちが来るのかなと思っていた」という熊切監督だが、「実際に会うとみんな個性的で。同じような子がいない、みんな違う個性がありました」と感じたという。そして「初めての方たちとやるのはすごくおもしろかった。みんな素直にこちらの話を聞いてくださいましたし、こちらとしても、彼女たちの等身大の姿を撮りたかったので、そこに気持ちを置いてくれて。こんなに清々しい気持ちで映画を撮れたのは初めてです」と満足げな顔を見せた。また脚本づくりにおいても、実際にメンバーが体験したエピソードを織り込むなど、彼女たちの自然体な姿を捉えられるよう、心を砕いたという。

 また彼女たちの女子高生姿があまりにも馴染んでいたために、浅草での撮影時には、カメラが回っているにもかかわらず、実際に外国人観光客から「写真を撮ってくれないか」と頼まれるというハプニングもあったという。正源司も「オッケー! と言って写真を撮りました」と笑いながら振り返った。

 そんな本作を鑑賞した小西も「確かにみんなの等身大の姿が映されているなと思いました。面白かったですし、めっちゃ笑いましたし。すごく青春を感じて、グッときました」とコメント。ほかのメンバーたちからも口々に「おもしろかった」という感想が飛び出し、熊切監督も「彼女たちがどう観るのか、というのはスタッフたちも気にしていたので、そういう感想を聞けてうれしかったです」とホッとした様子だった。(取材・文:壬生智裕)

映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』は10月25日より全国公開

【関連情報】
映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』オフィシャルサイト
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