映画『ファントム・スレッド』(2017)を最後に俳優業を引退した名優ダニエル・デイ=ルイス(67)が、息子ローナン・デイ=ルイスの監督デビュー作となる映画『アネモネ(原題) / Anemone』で復帰することが決定した。現地時間1日、映画製作会社フォーカス・フィーチャーズが発表した。
『マイ・レフトフット』(1989)、『父の祈りを』(1993)、『リンカーン』(2012)で3度アカデミー賞主演男優賞を受賞した経歴を持つデイ=ルイス。復帰作は、父と息子、兄弟間の複雑な関係を描いた作品となり、デイ=ルイス親子が共同で脚本を執筆した。現在イギリスのマンチェスターで撮影が行われており、デイ=ルイスのほか、ショーン・ビーン、サマンサ・モートン、サミュエル・ボトムリーらが主要キャストに名を連ねる。
映画はフォーカス・フィーチャーズとブラッド・ピットの製作会社であるプランBが製作する。フォーカス・フィーチャーズのピーター・クジャフスキー会長は声明を発表し、「輝かしい美術家であるローナン・デイ=ルイスとタッグを組み、ダニエル・デイ=ルイスがコラボレーターとなるの初長編映画を製作することができて、とても嬉しく思います。二人は素晴らしい脚本を書き上げました。プランBと共に、彼らが共有したビジョンを観客に届けられる日が待ち遠しいです」とコメントしている。(編集部・倉本拓弥)
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