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実写「ゴールデンカムイ」全員が山崎賢人のために…スタッフに愛される座長の魅力

シネマトゥデイ 映画情報 2024年10月6日 19時2分

 野田サトルの人気漫画を実写映画化した『ゴールデンカムイ』の続編「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」の放送・配信が10月6日からスタート。映画に続いて、主人公の“不死身の杉元”こと杉元佐一を演じるのは、もちろん山崎賢人(崎は「たつさき」)だ。多忙なスケジュールのなかで杉元役に全力投球し、スタッフ・キャストに愛される、山崎の座長としての魅力と献身を、松橋真三プロデューサーが語った。

 『ゴールデンカムイ』は、明治時代末期の北海道を舞台に、日露戦争帰りの元兵士・杉元佐一(山崎)とアイヌの少女・アシリパ(※リは小文字・山田杏奈)が、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐって、様々な登場人物たちと渡り合うアクションアドベンチャー。「北海道刺青囚人争奪編」では、金塊の在りかを示す暗号が体に刻まれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を背負った脱獄囚たちの争奪戦が描かれる。杉元役の山崎は、約10kgの増量で臨んだ肉体作りに、極寒の雪山での撮影、そして体を張った過酷なアクションシーンにも自ら挑戦した。

 1月の映画公開から10月のドラマ放送までの間に、映画『キングダム 大将軍の帰還』『陰陽師0』が立て続けに公開されるなど、まさに引っ張りだこの状況の山崎。『キングダム』シリーズでも山崎とタッグを組み「いま、年中一緒にいます」という松橋プロデューサーは、「とにかく、人知れずたくさんの努力をする方です」とその献身的な姿勢に舌を巻く。

 「『キングダム』では主人公の信が元奴隷という設定なので、食べる量をすごく減らしながら戦うための筋肉もつけた、すごくシャープな状態に仕上げて撮影に臨んでいました。『ゴールデンカムイ』で杉元役をやるとなった時は、“もっと大きい体の方がいいですか”と言うので、そうだねと返したら、“わかりました”とだけ言って体を作ってくる。体作りだけをとってもそれほど努力をしています。それをやれてしまうことだけでもすごいのですが、本人は全く大変なことをやっているように見せないんです」

 黙々と努力を重ねながら、現場でピリッとすることも全くないという山崎。そんな座長に周囲のスタッフも自然と引っ張られるという。「いたって好青年で本当に良い人なので、スタッフ全員から好かれるんです。決して、みんなを鼓舞して引っ張ってくようなタイプではないんですけれども、努力を怠らないので、いつの間にか全員に好かれていく。どんなに過酷で大変な状況でも、撮影現場のど真ん中で頑張る姿を見ていると、山崎さんのために“俺たちも手を抜いてはいけない”という気持ちになる。そんな、自然と周りがついていくタイプの方ですね」

 また、映画冒頭を飾った二〇三高地の壮絶な戦いや、馬ぞり上での格闘戦など、多くの場面で自らアクションに挑戦。松橋プロデューサーは「その日の撮影が終わった後でそのまま、アクション練習に入るようなことを繰り返しているので、もはやチームの一員になっています。たまに、アクション部が撮影前に映像でコンテを作って監督にシーンのプレゼンをしたり、俳優の皆さんにどんなシーンか見せたりするんですが、山崎さんは早くから練習に入っているから、アクション部に交じってその中にいたりするんです(笑)」と明かす。

 「そのくらい、アクション部と同じような動きができてしまう。普通ならやれないようなこともできる俳優になっているので、アクション監督も安心して任せられるんです。馬ぞりに引かれる場面でも、“山崎くんならやれると思う”と言われて、本人も“じゃあやってみます”って答えてやってしまったり。かなり信頼されていないと、そうやって任せられることはないので、本当にすごいことです」

 個性的なキャラクターが織りなす壮大なストーリーが展開する原作を、“最適なクライマックス”まで映像化することを目標にしている「ゴールデンカムイ」。今回のドラマ版も、あくまでシーズンワン。壮大な旅のはじまりにすぎないが、松橋プロデューサーは「山崎さんが主演でいてくださるからこそ、実現できている企画だなと、本当に思っています」と絶大な信頼を寄せている。(編集部・入倉功一)

「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」はWOWOWで10月6日(日)午後10時より独占放送・配信開始(全9話) 第1話は無料放送・配信

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