4日、野田サトルの人気漫画を実写映画化した『ゴールデンカムイ』の続編となる「連続ドラマW ゴールデンカムイ −北海道刺青囚人争奪編−」の試写会が北海道・札幌で行われ、アシリパ(※リは小文字)役の山田杏奈と、鶴見篤四郎役の玉木宏が出席、ドラマの見どころを語った。
『ゴールデンカムイ』は、明治時代末期の北海道を舞台に、山崎賢人(崎は「たつさき」)演じる日露戦争帰りの元兵士・杉元佐一とアイヌの少女・アシリパが、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐって、大日本帝国陸軍第七師団を率いる鶴見中尉や、新撰組副長・土方歳三(舘ひろし)らと渡り合うアクション。連続ドラマ版では、金塊の在りかを示す暗号が体に刻まれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を背負った、脱獄囚たちの争奪戦が本格化する。
映画に続くドラマ版を引っ提げ、作品の舞台である北海道に凱旋を果たした山田と玉木。ファンの熱気あふれる会場に二人が登場すると、会場からは大きな拍手が。大勢のファンを前に、山田は「撮影でもたくさんお世話になった北海道の皆様にドラマを観ていただけることが楽しみです」とあいさつ。玉木も「ようやくドラマを観ていただけるということで嬉しい」と笑顔を見せた。
映画版のクオリティーとスケール感を引き継ぎ、全9話で個性的なキャラクターたちとのエピソードを描く今回のドラマ版。見どころを聞かれた山田は、井浦新が演じるアシリパの父アチャとの関係性の秘密や、杉元たちとの絆が深まっていくドラマ展開を見てほしいと力強くアピール。一方の玉木は、撮影現場で対面も果たした原作者・野田サトルも推薦コメントで触れていた、「鶴見が(上半身)裸でコートを羽織っている姿」と語り、会場の笑いを誘った。
連続ドラマ版は、刺青人皮を追い求めて、各勢力が北海道各地を駆け回るロードムービーにもなっており、試写会場となった札幌をはじめ、小樽、旭川、日高、夕張、大雪山など、道民にも馴染みのある地名が登場。
登場人物も益々増えていくなかで、特にお気に入りのエピソードを聞かれた山田は「萩原聖人さん演じる辺見(和雄)が登場する小樽のニシン御殿」と明かし、玉木も「被っちゃいますが、小樽です。萩原さんがすごいです。萩原さん本人にもメールしました」と証言。萩原が演じた、杉元の力強さに煌めくキャラクター・辺見和雄の強烈な印象を語った。
そんなドラマ版の撮影は、実は映画版とともに行われていたといい、撮影期間は約8か月にも及んだという。山田は「(北海道での撮影は)寒い、というのももちろんですが、登場人物がこの寒い中でどのように暮らしたのだろう、と思いを馳せることができた」と語り、玉木は「コロナがあって地方ロケができなかったが、それを乗り越えて撮影できたことで嬉しかった。北海道は住んでみたかった場所です。雪が好きなんです!」と北海道愛を告白。最後は観客に向けて、「作品の緊張感を含めて、とにかくドラマの世界観を楽しんでほしい」(山田)、「ここまでのクオリティの連続ドラマはなかなか今までに無いです。WOWOWで是非ご覧いただきたい!」(玉木)と呼び掛けた。(編集部・入倉功一)
「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」はWOWOWで10月6日(日)午後10時より独占放送・配信開始(全9話) 第1話は無料放送・配信
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