堂本剛が14日、都内で行われた主演映画『まる』(10月18日全国公開)の先行上映イベントにサプライズ登場し、ファンを喜ばせた。この日は、森崎ウィン、おいでやす小田、荻上直子監督も来場した。
堂本が『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』(1997)以来、27年ぶりに映画単独主演を務めた本作は、現代美術家のアシスタントとして淡々と仕事をこなす日々を送っていた主人公・沢田(堂本)が、ある出来事をきっかけに日常を○(まる)に浸食されていく物語。
小田がMCを務める中、堂本と森崎は客席からサプライズ登場して会場を沸かせる。しかし、堂本は「仕組まれた大人たちの企み。こういうのって、みんなわかって来てますよ。そういうものだから、ためて出る必要もない」とぶっちゃけ。また、「サプライズ登場に慣れてない人生でして、上手く登場できたのかな? とか、『真ん中で手を振ってくださいね』という(スタッフの)指示とか、ちゃんと全うできたかな? と思っている次第です」と不安な胸の内も明かしつつ、「このあと映画の全貌が明らかになるわけですけど、もうちょっとだけ焦らします。焦らす時間も楽しんでいただければ」と上映前の観客に呼びかけ、軽快なトークを繰り広げた。
堂本の27年ぶり映画単独主演を実現させた荻上監督は、観客に「みんな、わたしに感謝してほしい」と自身の功績をアピールし、盛大な拍手をもらった。
コンビニ店員・モー役の森崎は映画初共演となる堂本との撮影を振り返り、「剛さんと荻上監督が描く世界観が温かくて、僕も大きな丸の中にいるような感じでした。正直、(堂本は)芝居の現場では怖いのかな? と勝手な想像をしていたけど、何でもない会話もしてくれて本当に温かい方」と感激。
沢田の同級生・吉村役の小田は本作での役柄が発表された際、SNS上で「堂本さんと小田が同級生なんてあり得ない」「世代が違う」など書き込まれていたことを挙げ、「1個(歳)違いやっ! 46歳なんてこんなもんやで。堂本さんが異常に若いだけで」と怒鳴り散らかして観客を笑わせた。そんな小田の演技について、堂本は「緊張されている感じが味になっていました。人との距離感をこれくらい保ちながらしゃべる人っているよな……という変なリアルさがあってよかったです」と称賛。森崎も「目線の動きがめちゃめちゃリアル。嫌なヤツの役でしたが、めちゃくちゃ嫌なヤツでした」と褒め、試行錯誤しながら同役に挑んだ小田を安心させていた。(錦怜那)
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