菅田将暉が主演を務める映画『サンセット・サンライズ』(2025年1月17日公開)より、井上真央をはじめとする追加キャスト16名が一挙発表された。
楡周平による原作を、監督・岸善幸と脚本・宮藤官九郎で描いた移住エンターテインメント。都会から移住した釣り好きサラリーマン西尾晋作と、宮城県・南三陸で生きる住民との交流をユーモアたっぷりに描くヒューマン・コメディー。
今回発表になった追加キャストは12名。町のマドンナ的存在でもある関野百香役に井上真央、晋作の田舎暮らしの世話を焼いてくれる関野章男役に中村雅俊。百香への思いをこじらせる “モモちゃんの幸せを祈る会”の独身男4人には、タケ(高森武)役の三宅健、ケン(倉部健介)役の竹原ピストル、山城進一郎役の山本浩司、平畑耕作役の好井まさおがふんする。
さらに、晋作が務める大企業シンバルの社長・大津誠一郎役に小日向文世、百香の勤務先の同僚でお節介だがみんなのまとめ役的存在の持田仁美役に池脇千鶴。そのほか、藤間爽子、芽島みずき、白川和子、ビートきよし、半海一晃、宮崎吐夢、少路勇介、松尾貴史ら豪華で構成豊かなキャスト陣が勢ぞろいする。(今井優)
キャストのコメントは以下の通り。
井上真央 (関野百香役)
心の奥に静かにしまっていた想いと向き合うことは、
誰でも痛みを伴うことのように思います。
一歩前に進もうとする時の葛藤を、自分なりに見つめながら百香を演じました。
朝になれば陽はまた昇るように、再生の物語として見て頂けると嬉しいです。
中村雅俊 (関野章男 役)
東日本大震災で被害を受けた南三陸の町で、井上真央さん演じる娘の百香と共同生活をしている漁師です。
そんな百香にも愛する人が現れ、戸惑いながらも応援する毎日を送るという優しい親父。
完璧な native の宮城弁を話すつもりが、宮城出身にも関わらず、反省の残る方言で演じてしまった。反省!!!そんな奴です。
三宅健(タケ<高森武>役)
撮影の間の数週間、宮城や岩手の町に滞在させてもらいました。
東北の方々が経験されたあの痛みは、当時東京にいた僕には到底わかり得るものではないと思いますが、
タケという役を通して、土地の言葉を使い、土地のものをいただき、
この土地から感じられる空気感や、一度受け入れたらとことん人を無防備にさせてしまう情の深さを、
たくさん浴びながら精一杯演じさせていただきました。
また、撮影の間に芽生えた僕ら演者の“暑苦しい友情”にも是非ご注目ください!
このような作品の一部になれたこと、この作品のおかげで出会えた皆様との御縁に感謝します。
竹原ピストル (ケン<倉部健介>役)
“宇田濱町”のモデルとなっている岩手県、宮城県の海沿いの街には、これまでの音楽活動の中で散々お世話になってきたいくつかのライブハウスがあり、頼もしいマスター達がいて、優しく親切なスタッフさん方がいて、あたたかくライブにお付き合い下さるお客さん方がいます。
毎度毎度、とても楽しく豊かな時間を過ごさせていただいています。
要所要所、そんな皆さんのお顔をお守りのように思い浮かべつつ撮影に参加していました。
ぼくは“ケン”役を担当させていただきました。
彼が“宇田濱町”や宇田濱の仲間達に抱いている深い愛着、ときに執着をしっかりと表現できていたら嬉しいですし、それはそっくりそのまま、ぼくが上記のような皆さんへ抱いている深い愛着、ときに執着です。
その想いを伝えるチャンスをいただいた、という意味でも、この作品に出演させていただけたことが嬉しかったです。
それぞれ守りたいもの、守ってきたものがあって、それぞれ守りたい理由、守るための手段があるのかなと思います。それぞれであるがゆえにときに摩擦を起こしますが、その摩擦からこそ生じるぬくもりに触れることができるような、優しい優しい作品だと思います。
出演の機会をありがとうございました。
皆さん、どうぞご覧下さい!
山本浩司(山城進一郎役)
この作品において自分に出来ることは何か?それはクランクアップのその日まで山城という役を演じ切ること。そんな当たり前のことを深く自分に誓い撮影に入りました。試写当日、果たして自分は何ができたか?なんてどうでもいい、心根のあたたかい映画がそこにありました。
是非劇場でご覧ください!
好井まさお (平畑耕作役)
町役場に勤める耕作を演じさせて頂きました。
コロナ禍のもと震災復興に奔走する、百香の幸せを心から祈る、ケン、タケ、山城、耕作の祈る会メンバーが愛くるしくてたまりません。そして出てくる料理が、全部美味しそうで、実際とんでもなく美味!
晋作を演じる菅田さんの食べっぷりを見たらむっちゃ腹減ります。是非映画館に足を運んでください!
小日向文世(大津誠一郎役)
撮影現場からの帰り道、車中から見た気仙沼の海に沈む夕陽の美しさに呆然としました。
主人公と関わる、震災を乗り越えた人々の素朴さと力強さが印象的で、あらためてこの日本という国の自然と人々に対して、愛おしさと感動をこの作品から受けました。
終わり頃に流れる「おもいでのアルバム・いつのことだか思い出してごらん」がいつまでも心に残ります。
【関連情報】
・映画『サンセット・サンライズ』公式サイト
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