のん主演、堤幸彦監督との初タッグ作『私にふさわしいホテル』(12月27日公開)から、本予告映像とポスタービジュアルが公開され、主題歌を奇妙礼太郎が担当することが発表された。
本作は、作家・柚木麻子による文壇リベンジエンタテインメント。新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・中島加代子(のん)が、偶然居合わせた「山の上ホテル」で東十条の執筆を妨害。加代子VS東十条の因縁の対決が誰にも予想できない方向へと突き進んでいく。田中圭、田中みな実、服部樹咲、高石あかり、橋本愛、橘ケンチ(EXILE)、光石研、若村麻由美ら、豪華実力派が共演。「文化人のホテル」として知られ、今年2月に全面休館となった「山の上ホテル」で最後に撮影された作品となる。
公開された本予告では、「男尊女卑クソじじい!」と上の階を睨みつける加代子の並々ならぬ憤りを感じさせるシーンからスタート。大御所作家・東十条の書評により、不遇な新人作家となってしまった加代子が売れない作家として辛酸をなめる日々から脱却しようと逆襲を決意する姿が描かれていく。その逆襲は、ルームサービスと称して仕事部屋に乗り込み、原稿にシャンパンをかける暴挙からはじまり、他人のフリをして東十条のお金で豪遊、果てには東十条の家庭崩壊を目論見……と、破天荒な行動をとりまくる加代子。だが、それもこれもすべては、作家として活躍するという“夢を叶える!”との想いが故。
「本当の才能を生かす方法を思いついた」という編集者・遠藤(田中)の言葉、そして奇妙礼太郎による主題歌「夢暴ダンス」と共に、映像は加代子の転機へと舵を切る。決意を新たに、「私ひとりで出来レースを覆しますから!」と宿敵・東十条と文学界へ挑む加代子の凛々しい姿、そして最後は真逆ともいえる謎の“文豪コール”を張り切る加代子のコミカルな姿で締めくくられている。
また、併せてポスタービジュアルも公開。「山の上ホテル」の外観のイラストをバックに、満面の笑みを見せ軽快な様子の加代子と苦悶の表情で加代子を追いかける東十条、そんな二人に意味深な視線を送る編集者・遠藤という、三者三様の姿が切り取られたものに。手書きの原稿にフルーツサンド、シャンパンといった劇中で重要となるモチーフがあしらわれ、ピンクや赤といった華やかさが際立つかわいらしいデザインとなっている。(高橋理久)
【関連情報】
・『私にふさわしいホテル』公式サイト
・【動画】『私にふさわしいホテル』本予告映像
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