2022年に劇場公開され、シリーズ史上最大のヒット作となった映画『ONE PIECE FILM RED』が、13日よる7時からフジテレビ系にて、完全ノーカットで地上波初放送される。累計興行収入203.4億円、観客動員数1,474万人(数字は興行通信社調べ)を記録し、邦画歴代興行収入ランキングで4位にランクインしている本作。オンエアを前に、本作に参加したゲスト声優、物語を彩る楽曲を提供したアーティストを一挙紹介する。
『ONE PIECE FILM RED』は、「ONE PIECE」の原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを務める『ONE PIECE FILM』シリーズ第4弾。音楽の島・エレジアを舞台に、世界中を熱狂させる歌姫で、四皇・シャンクス(池田秀一)の“娘”であるウタと、ルフィ(田中真弓)率いる麦わらの一味、そしてシャンクス率いる「赤髪海賊団」による物語を描く。監督は「コードギアス」シリーズなどの谷口悟朗、脚本は実写映画『キングダム』シリーズの黒岩勉が執筆した。
物語のカギとなるキャラクター・ウタはダブルキャストで演じており、ボイスパートを声優の名塚佳織、歌唱パートをアーティストのAdoが担当している。ウタの声について、名塚は「先にAdoさんが歌を録ってくださっていて、収録前に楽曲を聞かせていただきました。そこからイメージするものも大きく、楽曲の中にもウタの思いがすごく込められているので、歌詞の内容やその歌詞をAdoさんがどういう風に表現されるのかというのを聞きながら、声を作っていきました」と劇場公開当時に実施したシネマトゥデイのインタビューで語っていた。
歌姫であるウタが披露する劇中歌は、7組の豪華アーティストが手がけている。中田ヤスタカがリード楽曲「新時代」を手がけたほか、Mrs. GREEN APPLE(「私は最強」)、Vaundy(「逆光」)、FAKE TYPE.(「ウタカタララバイ」)、澤野弘之(「Tot Musica」)、折坂悠太(「世界のつづき」)、秦基博(「風のゆくえ」)がそれぞれ楽曲提供している。
ゲスト声優はそのほか、津田健次郎が物語のカギを握る主要人物の一人・ゴードン役を担当。山田裕貴が尾田の描き下ろしによる海賊団「クラゲ海賊団」船長・エボシ役、霜降り明星(粗品・せいや)が「クラゲ海賊団」のハナガサ役とカギノテ役、新津ちせがウタに憧れる少女・ロミィ役、梶裕貴が羊飼いの少年・ヨルエカ役を務めた。(編集部・倉本拓弥)
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