人気刑事ドラマ「相棒season23」(テレビ朝日系)の初回拡大スペシャル「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」が、16日よる9時から放送される。杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)の黄金コンビが、通算10シーズン目に突入。第1話では、“少年A”こと高田創(加藤清史郎)がseason16(2018)以来5年半ぶりに登場し、特命係の2人と再会を果たす。
右京が「警視庁150年史」のまとめを命じられる中、元・国家公安委員長で現在は衆議院議員を務める芦屋満(並樹史朗)が殺害される事件が発生。さっそく臨場した右京と亀山は、一課の捜査を横目に動き出す。
いっぽう、事件を受けて、政治の中枢にも衝撃が走っていた。「キングメーカー」の異名を持つ与党幹事長の利根川吉伸(でんでん)にとっては、支持率が低迷する総理大臣の藤原龍一(柴俊夫)に見切りをつけようとしていた矢先の青天の霹靂。内調のトップである社美彌子(仲間由紀恵)から一報を受けた藤原も、解散総選挙という窮余の策を封じられ、ショックを隠せないでいた。
現場に残された手掛かりを追っていた右京と薫は、かつて右京が事件を通じて知り合い、新たな人生への一歩を手助けした青年・高田創(加藤)と遭遇する。警察官として地域課に勤務する高田は、付近で不審な人物を見かけ、追いかけていたという。高田の情報から新たな手がかりを得た右京と薫は、手分けして事件を追うことになる。
捜査に前のめりな高田は、同じ交番勤務の先輩・仁科征司(内野謙太)との関係も良好で、すっかり警察官の顔になっていた。しかし、その後、事件は異様な展開を見せ始める。今から約150年前、警察黎明期に起きた内務卿・大久保利通暗殺など、当時の緊急事態をなぞるかのような重大な事件が次々と起こる。(編集部・倉本拓弥)
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