野田サトルの人気漫画を山崎賢人(崎はたつさき)主演で実写化した大ヒット映画の続きを描く「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」の第3話「道連れ」が、20日(午後10時~)から放送・配信される。今回は人気キャラクターの一人、キロランケ(池内博之)が登場。また、大日本帝国陸軍第七師団の尾形百之助(眞栄田郷敦)と二階堂浩平(柳俊太郎※「柳」は木へんに夘)が、谷垣源次郎(大谷亮平)に迫る。
「ゴールデンカムイ」は、明治時代末期の北海道を舞台に、日露戦争帰りの元兵士・杉元佐一(山崎)とアイヌの少女・アシリパ(※リは小文字・山田杏奈)が、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐって、第七師団の中尉・鶴見篤四郎(玉木宏)、新撰組副長・土方歳三(舘ひろし)らと攻防を繰り広げる冒険活劇。連続ドラマ版では、金塊の在りかを示す「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を背負った囚人たちをめぐって、三つ巴の争奪戦が激化する。
先日放送・配信された第2話には、萩原聖人が演じる“刺青囚人”の一人・辺見和雄が登場。その再現度の高さと萩原の怪演にSNSでは絶賛の声が寄せられ、関連キーワードがX(旧Twitter)で複数トレンド入りした。キロランケも原作屈指の人気キャラとあって、予告映像が公開された時点で登場に期待する声があがっている。
前回で辺見の刺青を手にした杉元達は、アシリパの父(井浦新)の旧友だというアイヌの男・キロランケ(池内)と出会う。そして、同じ頃、第七師団の尾形(眞栄田)と二階堂(柳)は、第1話で負傷した谷垣(大谷)が療養中のコタンにやってくる。なぜ、二人は自分を追ってきたのか。谷垣は不穏な気配を察知する。
キロランケは、アシリパの父だけでなく、24人の囚人に刺青を彫ったという「のっぺら坊」の正体を知る重要なキャラクター。その衝撃的な情報は物語の重要な転換点となる。また、杉元らがキロランケと遭遇するのは、イトウ(魚)が上ってくる初春の川。美しい自然の風景はもちろん、みんなで捕獲したイトウを調理して食べる、「ゴールデンカムイ」の大きな魅力である食事シーンにも期待できそうだ。
そして、映画版の負傷から回復した尾形は、第七師団から離れて単独行動を取る。そのそばには双子の兄弟・洋平を殺され、杉元への復讐に執着する二階堂。相手をするのは、マタギとしての自分を取り戻した谷垣。コタンとその周辺で繰り広げられる銃撃戦も見どころだ。第1話における、“伝説の熊撃ち”・二瓶鉄造(藤本隆宏)との出会いがあったからこそ生まれる谷垣の名ぜりふにも期待したい。
各話ごとにエンディングテーマを担当するアーティストや楽曲が変わるのもドラマ版ならではの楽しみのひとつ。第3話のエンディングテーマは&TEAMの「Feel the Pulse」となる。(編集部・入倉功一)
「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」WOWOWにて毎週日曜午後10時より独占放送・配信中(全9話)
第1話は無料配信中
【関連情報】
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