20日、神木隆之介が主演を務める、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系・毎週日曜よる9時~)の第1話が放送、ドラマの舞台となる1950年代の長崎県・端島と現代の東京をつなぐ謎の婦人・いづみ(宮本信子)の正体をめぐって、X(旧Twitter)では、考察が飛び交った。(※ネタバレあり。第1話の内容に触れています)。
本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台に、戦後復興期から高度経済成長期の活力に満ちた時代の人間模様を紡ぎながら、夢を持てない現代に生きる若者の姿を通して、過去から現代に通じる希望を探るヒューマンラブエンターテインメント。
「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子のトリオによる初の日曜劇場。神木は、端島で生まれ育った1950年代を生きる主人公・鉄平と、現代の東京で生きるホスト・玲央の一人二役。宮本は、玲央に声をかけ、長崎へ連れていく謎の婦人・いづみ役を務める。
2018年夏、東京。その日暮らしのホスト・玲央(神木)は、出会ったばかりの怪しげな婦人・いづみ(宮本)から「私と、結婚しない?」と突然プロポーズされる。いづみを振り切れずホストクラブに案内した玲央は、自分のために大金を使う彼女に驚愕。都合のいい客に出会った玲央は、後日、再び現れたいづみの誘いに乗って、軽い気持ちで長崎へ。フェリーに乗る2人の前に端島が近づいてくると、いづみは過去に思いをはせる。
そして舞台は1955年の端島へ。端島の炭鉱員・一平(國村隼)の家に生まれた主人公・鉄平(神木/一人二役)は、長崎の大学を卒業し、端島のために働きたいという一心で、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業に就職し、帰郷する。
鉄平の周囲には、幼い頃から鉄平に思いを寄せる食堂の看板娘・朝子(杉咲花)、どこからか逃げるように端島へやってきた謎の女性・リナ(池田エライザ)、そして、同じ大学を卒業した幼馴染の百合子(土屋太鳳)が。いづみは、現代に生きる玲央が「忘れられない人」に似ていると語っており、三人のうちの誰かが現代のいづみなのではないかと、放送中からXでも話題にのぼっていた。
劇中、鷹羽の職員クラブで給仕として働くことになったリナは、得意先の重役のセクハラに抵抗したことでクラブを辞めることになり、行く当てもなく端島から出て行かなければならなくなる。重役のリナに対する「何お高くとまってんだ? たかが端島の、炭鉱の女風情が!」という罵倒を聞いていた鉄平は、大学で炭鉱の島の出身であることを馬鹿にされた経験を思い出し、島を去ろうとするリナのもとに駆けつけ、端島が踏みつけられる悔しさと共に「リナさん。人生、変えたくないか? ここから、変えたくないか?」という言葉で彼女を引き止める。
そして現代の東京。いづみは、積み重なった売掛金の回収ができず自暴自棄になっている玲央に対して「玲央。人生、変えたくないか?」と同じ言葉を投げかける。その言葉からXでは「リナさん=いづみさん?」「え、このセリフ言ったってことは、リナがいづみさん?」などの投稿が。ただ、鉄平の言葉は同じ場所にいた朝子と百合子も聞いていたこと、さらに、その二人といづみのつながりを思わせるシーンも劇中には登場しており、Xには「いづみさん本当に何者なの」「誰がいづみさんに繋がるんだろ?」などの声が殺到。また、ドラマの冒頭では、1965年に子供を抱いて船で島を離れるリナが映し出されており、その子こそいづみではないかという声も。神木が一人二役で鉄平と玲央を演じ分けていることも謎を呼んでおり、そのつながりをめぐって「いづみさんも玲央も誰?!」など予想が過熱している。(西村重人)
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」はTBS系にて毎週日曜よる9時~放送中(初回25分拡大)
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