スイスで生まれたクレイアニメ「ピングー」の新作シリーズが、マテルと「ひつじのショーン」で知られるアードマン・アニメーションズのコラボレーションで制作されることになった。ストップモーション3Dアニメーションの完全新作となる。
「ピングー」は、南極に住むペンギン・ピングーと仲間たちの日常をコミカルなタッチで描いた作品。ピングーたちが謎の言語“ピングー語”で会話するのも人気な点だ。原型となるテストフィルムが制作されたのは1980年のことで、日本では1992年にテレビ放送が始まった。シーズン6まであり、2017年には3DCGの新シリーズ「ピングー in ザ・シティ」(ポリゴン・ピクチュアズ及びNHK制作)も作られた。近年「ピングー」はSNSでミーム化しており、その人気が再燃していた。
「ピングー」の権利は2011年、ヒット・エンターテインメントを買収したアメリカの玩具会社マテルのものになっており、マテルは今回アードマンと共に新シリーズを制作することを発表。マテルの代表は「ピングーを復活させるにあたり、アードマンのトップクラスのクリエイティブチームと提携することは必須でした。アードマンのストップモーションの魔法と、ソーシャルメディアで人気となったピングーの普遍的な魅力を生かして、世界中の人々の心を温める物語を作れることに興奮しています」と声明を出した。(編集部・市川遥)
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