キー・ホイ・クァンがメジャースタジオ作品で悲願の初主演を果たしたアクション映画『ラブ・ハーツ(原題) / Love Hurts』の海外版予告編が公開され、キレッキレのアクションを披露していることが明らかになった。
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)や『グーニーズ』(1985)の子役として脚光を浴びるも、当時アジア系俳優が役を得る機会は限られており、成長してからはスタントチームなど裏方に回っていたキー。しかし、心優しい夫役を務めた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)でアカデミー賞助演男優賞にも輝くなど再ブレイクし、数々のオファーが舞い込んでいた。
ユニバーサル・ピクチャーズの新作『ラブ・ハーツ(原題)』で演じたのは、暗い過去と決別したいと思っている温厚な不動産業者のマーヴィン。しかしかつての仲間であるローズ(『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ)から手紙が届いたことで、裏切りに満ちた殺し屋の世界に引き戻されることになる。制作は『Mr.ノーバディ』『アトミック・ブロンド』などの87ノース・プロダクションズで、予告編からもキーの愛すべき魅力とスタント能力の高さが遺憾なく発揮されていることがわかる。ベテランスタントコーディネーターであるジョジョ・ユーセビオの長編監督デビュー作だ。
悲願の主演を務めることになったキーは、「いつも出演者の一番上に名前が載ることや、自分が主演の立場になることを夢見てきました」「でも大手スタジオの映画で主役を務める日が来るとは思ってもみませんでした。だから信じられない気持ちです」とPeople.comに喜びを語っている。2025年2月7日に全米公開。(編集部・市川遥)
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