ジェダイマスターとなったレイ(デイジー・リドリー)が登場する『スター・ウォーズ』シリーズの新作映画から、脚本家のスティーヴン・ナイトが降板した。Varietyなどが報じた。
同作の脚本はもともとデイモン・リンデロフ&ジャスティン・ブリット=ギブソンが執筆していたが、降板。2023年3月にその後を継いで脚本家に就任したのが、映画『イースタン・プロミス』『スペンサー ダイアナの決意』やドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」などで知られるナイトだった。しかしこの度ナイトも降板し、ルーカスフィルムは新たな脚本家探しに追われているという。いずれも降板理由は明かされていない。
シャルミーン・ウベード=チナーイ監督がメガホンを取る同作では、エピソード9『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の15年後を舞台に、レイが再建する新たなジェダイ・オーダーを描くとされている。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディからストーリーを聞いたというデイジー・リドリーは今年初め、「『スター・ウォーズ』の世界における本当に素晴らしい探検だと思うし、本当にクールなやり方で、ストーリーを少し違った方向へ進めている」とAlloCineに語っていたが、ナイトの降板はこれにどう影響するのだろうか。なお、制作の遅れは必至で、少なくとも来年半ば頃まで撮影を始めることは不可能なのではとみられている。
2019年の『スカイウォーカーの夜明け』以来となる『スター・ウォーズ』映画では、同作を含めて4作が準備中。ジョン・ファヴロー監督作『ザ・マンダロリアン&グローグー(原題) / The Mandalorian & Grogu』が先陣を切って2026年5月22日に全米公開されるほか、新共和国時代を舞台に「マンダロリアン」「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」といった実写ドラマシリーズで語られてきた物語のフィナーレを描くデイヴ・フィローニ監督作、“ジェダイの夜明け”に焦点を絞ったジェームズ・マンゴールド監督作も控えている。ルーカスフィルムはどの作品かは伏せているが、2026年12月18日と2027年12月17日にそれぞれ『スター・ウォーズ』の新作映画を全米公開すると発表済みだ。(編集部・市川遥)
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