俳優・歌手の屋比久知奈が29日、都内で行われた映画『モアナと伝説の海2』(12月6日公開)の劇中歌お披露目イベントに登壇し、物語を彩る「ビヨンド ~越えてゆこう~」を生歌唱で披露。音楽ディレクターからの手紙に涙する場面もあった。
『アナと雪の女王』『ウィッシュ』のディズニー・アニメーション・スタジオが贈る最新作。前作『モアナと伝説の海』(2016)の物語から3年。海と特別な絆で結ばれた少女モアナは、人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知り、その呪いを解くために、英雄マウイや新たな仲間と共に世界を再び一つにする航海に繰り出す。
前作に続いてモアナの日本語版声優を務める屋比久は、本作の鍵となる楽曲を伸びやかな歌声で生歌唱。愛する人々のため、二度と戻れないかもしれない危険が待つ航海へ向かうモアナが、どんな迷いや葛藤も越えてゆこう、自分を信じて進み続けようと決意する気持ちを力強く歌いあげた。
屋比久は「すごく緊張したんですけど、この楽曲を早く聞いていただきたいと思っていたので、初めて歌うことができて、この楽曲の魅力を知っていただけたらいいなと思いながら歌わせていただきました」と思いを告白。また、「モアナが19歳になって、その成長をどう表現できるか悩んだ」というものの、「映像を拝見すると自然に大人になっていたし、わたしも前作(の劇場公開)から7年経って、ムダに表現しようと思わなくても成長が勝手に出てくれるんじゃないかなと思ったので、考えすぎないことを意識して真っすぐモアナに向き合い臨みました」とアフレコを振り返った。
デイヴ・デリック・Jr監督、ジェイソン・ハンド監督、デイナ・ルドゥー・ミラー監督からのビデオメッセージも届けられ「君の情熱と才能には本当に驚かされるよ。モアナを演じてくれてありがとう。聞く人の心を動かす力強い歌声だ」という言葉に、屋比久は「素敵な楽曲で、わたしが表現したいものが表現できているか不安もあったので、すごくうれしいです」と感激。また、音楽ディレクターの市之瀬洋一からは手紙が寄せられ、「前作の時よりも確実に成長しているのが伝わるのだが、不思議とその純粋さは失われていない。まるで南国の海のように透き通り、表現は深く、自由なのに力強い」「歌という音楽表現方法に迷いながらも真摯に取り組んできた成果だろう」「まるでモアナが広い海に挑むように、屋比久さんの歌は私たちの心の奥深く届いてくるのだ。今回も素晴らしい歌をありがとう」とMCから代読されると、屋比久は「すごくうれしいです……。7年経った今だからこそできることがあるのかと思って精いっぱい臨んだので、そう言っていただけるだけで嬉しい」と思わず涙。MCに促されて涙を拭いに一旦退場する、喜びのハプニングとなった。(錦怜那)
【関連情報】
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