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デンゼル・ワシントン、11年ぶり来日!ド緊張の橋本愛を優しくハグするも逆効果【第37回東京国際映画祭】

シネマトゥデイ 映画情報 2024年11月4日 18時39分

 デンゼル・ワシントンが4日、第37回東京国際映画祭で行われた映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(11月15日公開)の来日スペシャルトークイベントに、ポール・メスカル、コニー・ニールセン、フレッド・ヘッキンジャーと出席した。デンゼルは花束贈呈のために登壇した同映画祭の審査委員・橋本愛の緊張をほぐそうと優しく抱き寄せるが、逆効果でより緊張させていた。

 本作は古代ローマを舞台に、復讐に燃える剣闘士の闘いを描いた『グラディエーター』の続編。ローマ帝国の圧政によって自由を奪われた男が剣闘士となり、闘技場での闘いに身を投じる。監督は前作に続き『ブレードランナー』シリーズなどのリドリー・スコット。『aftersun/アフターサン』などのポール・メスカルが主演を務める。

 11年ぶりに来日したデンゼル。日本のファンが心待ちにしていたと伝えられると「僕もだよ」と笑顔。本作の出演を決めた理由を問われると、「多数のオスカーを受賞した名作の続編ということに加えて、今回の素晴らしい脚本、素晴らしい監督と組めることが動機となった」と返答した。

 リドリー監督とは『アメリカン・ギャングスター』でもタッグを組んだデンゼルは「今回の方が楽だったよ。客席からバトルを見る役で、大変な思いをしているポールを見ているだけだったからね」と笑いつつ、「巨匠がリードする映画だから、巨匠に全幅の信頼を寄せて完全に身を委ねた」と吐露。続けて、「『映画の70~80%はキャスティングで決まる』と監督が言っているから、われわれが選ばれたことでほぼ決まったということだよね」と話し、「何台ものカメラを使っているから、どこから撮られているのか、監督が今どういうからくりで何をやっているのか、どう編集されるのかがわからないからこそ、僕たち役者は集中して自由に演技ができたよ」と振り返った。

 会見終盤に登壇した橋本が「本当に緊張していて……」とこわばった表情を見せていると、デンゼルは優しく肩を抱くが、「やばーい! ダメダメ」とより緊張する橋本。何とか落ち着き、「心から敬愛する皆様にお会いできているのが現実のことと思えず震えています。審査員という役割を超越して、このような機会に立ち会えたことを心から光栄に思います」とあいさつし、一行が数日前から来日していることから東京の印象を質問する橋本。デンゼルは「一歩も外に出ていないよ」、ポールとフレッドは「ゴールデン街近くのカラオケに行ったよ」、コニーは「明治神宮を訪ねたら七五三の子供たちがたくさんいて、着物姿が美しくて感動した」とそれぞれの体験を紹介した。(錦怜那)

「第37回東京国際映画祭」は11月6日まで日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催

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