15日に日本公開される『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』をはじめ、80代になった今も『ナポレオン』『ハウス・オブ・グッチ』『最後の決闘裁判』などすさまじいペースで映画を作り続けているリドリー・スコット監督(86)が、10作映画を監督したら監督を引退すると表明しているクエンティン・タランティーノ監督(61)に物申した。
タランティーノ監督は常々、10作映画を監督したら監督を引退すると表明しており(※『キル・ビル』は続編と合わせて1作の扱い)、次回作が引退作になる予定。ちなみに、タランティーノ監督は10作目となる予定だった映画『ザ・ムービー・クリティック(原題) / The Movie Critic』をボツにしており、引退作については新たに検討中だと伝えられている。
この10年で8作長編映画を発表しているスコット監督は、タランティーノ監督の10作目で引退の件についてどう思うかと The Hollywood Reporter に聞かれると、「そんな戯言は信じねえ。黙って次の映画を作れよ」とぶっきらぼうにエール。「クエンティンは俺の弟(故トニー・スコット監督)にいくつか脚本を書いた。二人はすごく仲良くやっていたな。俺は彼に会ったことがあるかは確かじゃないが」と続けていた。スコット監督は今月末には87歳の誕生日を迎える。(編集部・市川遥)
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