特撮ドラマ「ウルトラマンティガ」(1996~1997)で主人公マドカ・ダイゴを演じた長野博が10日、TOC有明で行われた「ウルトラマン カードゲーム」初の公式イベント「ウルトラリーグ リリースイベント」のメディア発表会に出席。実際に商品で遊んだという長野は、カードゲームのルールに「ウルトラマンティガ」最終話(第52話)を彷彿させる内容があることを明かした。この日は、「ウルトラマン カードゲーム」総合プロデューサーの宍戸英治も来場した。
「ウルトラマン カードゲーム」は、ウルトラマンシリーズの世界観に、子供から大人まで楽しめるゲーム性とコレクション性を組み合わせたトレーディングカードゲーム。業界史上初となる4言語対応で、先月25日から世界23か国・地域を対象に展開されている。
「ウルトラマンティガ」の第51話「暗黒の支配者」と第52話「輝けるものたちへ」では、最後の敵である邪神ガタノゾーアとの戦いが描かれた。ウルトラマンティガがガタノゾーアに破れ、石像化させられた状態で海中に沈んでいく展開は多くの視聴者に衝撃を与えたが、最終話では、希望を捨てない子供たちの“光”でグリッターティガとして復活し、見事ガタノゾーアを撃破した。
長野は、「(「ウルトラマン カードゲーム」の)ルールの中で、1回勝敗が決まっても、レベルアップフェーズで勝敗が入れ替わるじゃないですか。まさに『ウルトラマンティガ』の最終回で、1度負けてしまったティガが子供たちの光を得て相手を打ち負かすことができるみたいな、ある意味レベルアップを彷彿させるところが、ほんとに素敵だなと思いました」と当時を懐かしみながら語った。
ウルトラマンティガは、スターターデッキ01「超時空の英雄たち」とブースターパック01「地球(ほし)の守護者たち」のパッケージに起用されている。長野は、「28年という時を経て、ウルトラマンの初めてのカードゲームとして、その2つでメインで使っていただけるのは、本当に光栄で嬉しいことです」と感慨深げに話し、「これも、本当にファンの皆さんがいてくださるおかげだと思っております」と会場に駆けつけたプレイヤーに感謝を伝えた。
「ウルトラマン カードゲーム」は世界でも展開され、公式大会の開催も予定されている。長野は、「『ウルトラマン カードゲーム』は始まったばかりですけれども、これからいろんな歴史が刻まれていくと思います。 その中で、皆さんがプレイして、このカードゲームを育てていってくださったら嬉しいなと思っております」と呼びかけ、「そして、カードゲームはもちろんウルトラファミリーをこれからもよろしくお願い致します」とあいさつした。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
「ウルトラマン カードゲーム」スターターデッキ01「超時空の英雄たち」、スターターデッキ02「零のキズナ」、ブースターパック01「地球(ほし)の守護者たち」は発売中
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