来年1月スタートの日本テレビ系・土ドラ9(毎週土曜よる9時~)にて、漫画「相続探偵」が実写ドラマ化され、赤楚衛二がクセ強主人公にふんすることが明らかになった。赤楚が、日テレドラマで主演を務めるのは2度目となる。
原作は、「SPEC」シリーズで知られる人気脚本家・西荻弓絵が手がけ、幾田羊が作画を担当した漫画「相続探偵」(講談社「モーニング」所載)。「相続」というテーマに特化し、難解な相続問題を風変わりな主人公が個性豊かな仲間たちと、コミカルに、痛快に、時に大真面目に解決していく斬新なヒューマンミステリーだ。実写ドラマ化にあたり、西荻自ら脚本を執筆。漫画では気になる形で終わっていた主人公たちの物語がドラマオリジナルで展開される。
赤楚が演じるのは、灰江相続調査事務所を営む、遺産相続専門探偵の灰江七生(はいえ・なお)。エリート弁護士だったが、“ある理由”で弁護士会を追われているワケあり。コーヒーオタクで、考え事をするときはコーヒー豆をそのままバリバリ食べるという、クセの強いキャラクターだ。
赤楚は、演じる灰江について「飄々とした雰囲気ながらも、非常に頭が切れ、難解な相続問題を鮮やかに解決していく魅力的なキャラクター」と紹介し、「独特な動きや個性的な仕草がとても印象的で、彼ならではの個性やクセを表現できるよう心がけています」と意気込みを語った。公開されたビジュアルでは、原作漫画の主人公の姿が見事に再現されており、赤楚がどう演じるのかに期待が高まる。(高橋理久)
赤楚、西荻(原作・脚本)、幾田(作画)のコメント全文は以下の通り。
赤楚衛二(灰江七生 役)
ーー原作を読んだ時の気持ちについて
「相続問題」は、人が生きていく中で誰もが一度は向き合うテーマだと思います。
これまで「遺産相続」と聞くと、どうしても争いや不幸といったネガティブなイメージが強かったのですが、この作品では、
主人公たちが遺言書に込められた故人の想いを丁寧にひも解いていくことで、亡くなった方、残された人々がそれぞれの幸せを見つけられているように感じました。心に染みるシーンがたくさんあったのですが、特に心に響いたのは、“遺言書って、愛する人に出す最後の手紙だから”というメッセージです。この言葉には、グッと共感しました。
ーー赤楚が演じる主人公・灰江七生について
灰江七生は、元エリート弁護士でありながら、少しワケありの過去を持つ遺産相続専門の探偵です。彼は飄々とした雰囲気ながらも、非常に頭が切れ、難解な相続問題を鮮やかに解決していく魅力的なキャラクターです。灰江の独特な動きや個性的な仕草がとても印象的で、彼ならではの個性やクセを表現できるよう心がけています。これから監督さんやプロデューサーさんと意見を交わしながら、灰江というキャラクターの持つ魅力を視聴者の皆様にお届けできるように演じていきたいと思います。
ーー作品の見どころと視聴者へのメッセージについて
本作は、遺産相続のトラブルや謎を解き明かす探偵を主人公にしたミステリー作品です。主人公が相続にまつわる、さまざまな問題や隠された謎に挑み、遺言書に込めた故人の想いを明らかにしていく展開が物語の見どころとなっています。また、本作では漫画では描かれなかった主人公の過去にも迫り、物語が進むにつれて、灰江七生の人物像が明かされていくので、そのストーリー展開も見どころとなっています。「相続問題」は人が生きていく中で誰もが一度は向き合うテーマであり、共感できるところもたくさんあると思いますので、遺言書に秘められた想いを探りながら楽しんでください。
西荻弓絵(原作・脚本)
『相続探偵』というタイトルに心惹かれて編集部の方々と積み上げて来た原作です。幾田羊先生の漫画が素敵に愛らしく、お陰様でこの度、ドラマ化の運びとなりました。当初から自ら脚本を書きたいという密かな野望がありまして、それが叶った次第です。
生の灰江、朝永、令子の不思議と愉快なチーム感は楽しみですし、毎回のゲストも素晴らしい方々にご出演頂けるようで、感謝に震える思いです。漫画原作の時からお世話になっている法律監修の川崎先生、心温かいドラマスタッフの皆さんと一緒に知恵を絞りつつ、人生百年時代、大相続時代に相応しいユニークなエンタメをお届けしたいと、目下奮闘中です!
幾田羊(作画)
故人の遺志、というのは法的な決まりを考えなければ、歪曲や無視することも可能なか弱い存在で、それを掬い上げなんとしてでも守ろうとする灰江は一見そうは見えずともヒーローだなと思っています。そんな彼らにまたこうして会えること、漫画で描かれなかった部分をようやく見ることができるかも…?という面も含め、とても楽しみにしております。
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