マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ブラックパンサー』の第3弾が製作中であり、名優デンゼル・ワシントンが出演予定であることが明らかになった。デンゼルが、オーストラリアの情報番組「Today」のインタビューで認めた。
『ブラックパンサー』は、超文明国ワカンダの若き国王にして、ヒーロー・ブラックパンサーの顔を持つ主人公ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)の活躍を描いたアクション。主演のチャドウィックは2020年8月に大腸がんのため亡くなり、続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』では、ティ・チャラの妹シュリ(レティーシャ・ライト)がブラックパンサーを継承している。
新作映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(11月15日公開)のプロモーションで世界中を回っているデンゼルは、俳優引退まで残り数本であると明かし、そのうちの1作として『ブラックパンサー』第3弾をあげている。デンゼルが演じるキャラクターは不明だが、「(監督の)ライアン・クーグラーが次の『ブラックパンサー』で私のために役を書いてくれている」と語っている。
デンゼルといえば、若き日のチャドウィックが演劇を学ぶための留学費を支払っていたというエピソードがある。チャドウィックは生前、『ブラックパンサー』のニューヨークプレミアでデンゼルと再会し、当時の感謝を伝えることができたと明かしている。
『ブラックパンサー』第3弾は公式発表されておらず、全米公開日も未定。なお『ブラックパンサー』関連作品では、ワカンダの勇敢な戦士たちを描くアニメーションシリーズ「アイズ・オブ・ワカンダ(原題)」が2025年8月にディズニープラスで配信される。(編集部・倉本拓弥)
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