有村架純と坂口健太郎がダブル主演を務めるNetflixシリーズ「さよならのつづき」(独占配信中/全8話)で、有村演じるヒロイン・さえ子の亡き最愛の恋人・雄介(生田斗真)の親友で、雄介を失った後のさえ子の心の支えとなる井上健吾を演じる奥野瑛太に注目したい。
「さよならのつづき」は、北海道とハワイの壮大な風景を舞台に、事故で恋人を失ったヒロインと、その恋人に命を救われた男の切なくも美しい奇跡を描いたラブストーリー。映画『余命10年』の脚本家・岡田惠和による完全オリジナルストーリーで、大河ドラマ「青天を衝け」や連続テレビ小説「ひよっこ」の黒崎博監督がメガホンを取った。
奥野が演じるのは、さえ子の亡き最愛の恋人・雄介の幼なじみで、小樽で共にカフェを経営していた健吾。雄介が亡くなった後も、オーナーとして店を切り盛りしており、さえ子にとって心のよりどころとなっている人物。日々、雄介の思い出を語り合い、さえ子を懸命に支えながらも、時にどうしようもなく襲い掛かる悲しみに耐える姿が印象的だ。
雄介を知っていく上でキーマンとなる健吾を演じる奥野は、1986年2月10日生まれ、北海道出身の38歳。日本大学藝術学部映画学科へ進学した後、大学在学中から演劇活動を始める。映画『SR サイタマノラッパー』のMC MIGHTY役で注目され、シリーズ第3弾『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』では初主演を務めた。その後もドラマや映画を中心に活躍を見せ、2024年は『バジーノイズ』『碁盤斬り』『湖の女たち』『心平、』『ありきたりな言葉じゃなくて』(12月20日公開)の5本の劇場公開作、さらには「SHOGUN 将軍」にも出演。名バイプレイヤーとしてだけでなく、主演作も続くなど今後もその活躍から目が離せない存在だ。
本作では、優しさが全面からにじみ出ている健吾を演じ、物語の重要な役割を担う奥野。脚本の岡田もあるシーンでの奥野の表情を「反則なくらい素敵でした」と絶賛しており、SNSでも「めちゃくちゃ素敵」「泣きの演技すごかった」「奥野瑛太さんが良すぎる」「終始凄かった…」といった声が上がっている。一方で、これまでのイメージからか「奥野さんが良い人っぽくて嬉しい」「奥野瑛太がこわくない」「怖くない奥野瑛太さんめっちゃいい」といった感想も見られ、新たな一面をのぞかせているようだ。(高橋理久)
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