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『侍タイムスリッパー』“聖地”池袋シネマ・ロサで上映100日達成!山口馬木也、大声援に男泣き「かたじけない」

シネマトゥデイ 映画情報 2024年11月24日 19時55分

 映画『侍タイムスリッパー』主演の山口馬木也が24日、池袋シネマ・ロサで行われた“池袋シネマ・ロサ100日目記念・応援上映”舞台あいさつに、冨家ノリマサ、沙倉ゆうの、庄野崎謙、紅萬子、福田善晴、田村ツトム、安田淳一監督と共に出席。観客と一緒に応援上映に参加していた山口は、劇場の盛り上がりに感極まって終始泣き続けてしまい、途中で席を立ってしまったことを明かした。

 本作は、落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてきた会津藩士・高坂新左衛門(山口)が、自らの剣の腕を頼りに「斬られ役」として新たな人生を歩むコメディー。時代劇パートの撮影は東映京都撮影所で行われ、安田監督は脚本・編集など1人で11役以上を担当している。11月18日現在で上映規模は338劇場まで拡大、全国で多くリピーターを生み出しており、今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされている。

 “インディーズの聖地”と名高い池袋シネマ・ロサでの上映100日目を記念して開催された応援上映。ファンの歓声や熱気が会場を包み込むなか、スタートから鑑賞していたという山口は「終始泣き続けてしまい、もう無理だと思って途中で席を立ってしまいました」と感極まり過ぎてしまったことを明かすと、大歓声で迎えられた舞台あいさつでも「本当に皆さんの声援が心に突き刺さりました」と涙を流す。

 冨家も山口と共に映画を観ていたと明かし、「今日久々に映画を最初から最後まで観て、この作品が愛される理由がわかりました。安田監督の作品に対する愛情と、山口馬木也という俳優がこんなに人に愛されているからなんだなと」としみじみ語る。冨家のこの言葉に、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

 続いてあいさつした沙倉も、最初から涙を見せるなど感動の展開でイベントは進んでいったが、ここで住職の妻・節子を演じた紅が登場すると雰囲気は一変。次々と関西弁で俳優たちにツッコミを入れていくと、会場は大爆笑で、客席からは「節子さん」と声が上がるほどに。

 安田監督は、収拾がつかなくなった会場を懸命に立て直そうとするも、紅の暴走は止まらず、非常に明るい記念の舞台あいさつとなった。それでも安田監督は、山口と冨家に締めを頼むと、冨家は「この作品は、各賞でノミネートされています」と大ブレイクしていることに触れ、「監督が賞をとり、マッキー(山口)が主演男優賞を受賞して年を越したい」と映画のさらなる大躍進を願う。

 山口は改めて客席に向かって「本当にありがとうございました。こうして長く映画が上映されるのは皆さんのおかげです。感謝しても感謝しきれません。かたじけない」と最後は笑顔で語っていた。(磯部正和)

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