井上佐藤による大ヒット漫画「10DANCE」(講談社「ヤングマガジン」連載)が、竹内涼真と町田啓太のダブル主演で、Netflix映画として実写化されることが決定した。2人はドラマでの共演以来、約8年ぶりの再共演となる。
「10DANCE」は、男性2人のダンスに懸ける情熱、闘志、対抗心、そして苦悩や嫉妬を描いた競技ダンス漫画の先駆け的作品。性格も何もかも正反対な2人の“信也”がぶつかりながらも、日々レッスンを重ねる中で互いに切磋琢磨し、徐々に距離を縮めていく。鈴木信也(すずき・しんや)を竹内が、杉木信也(すぎき・しんや)を町田が演じる。『るろうに剣心』シリーズ『レジェンド&バタフライ』などの大友啓史が監督を務め、ダイナミックさと繊細さを併せ持つ、この豪華絢爛な世界観を、精巧に描き出す。
竹内が演じる鈴木は、ラテンダンス日本チャンピオンで、世界に通用する実力を持ちながら、ある理由から国内の大会にこだわるというキャラクター。Netflix作品初参加にて、初の社交ダンスに挑戦する。一方、町田が演じる杉木は、鈴木を<10ダンス>の世界に誘う、スタンダードダンス日本チャンピオンで世界2位という記録を持つ人物。生きてきた世界も、性格も何もかも異なり交わるはずのなかった2人の信也が、共に<10ダンス>の頂点を目指すことで、ぶつかりながらも強く惹かれ合っていく様子が、情熱的かつ丁寧に描かれる。
実写化に際し、原作者の井上佐藤は「大友監督、竹内さん、町田さん、このお三方ならば、官能とその先にある歓喜を表現していただけるだろうと期待を込めて、完成をソワソワしながらお待ちしております」とコメント。また、大友監督も「日々心を震わしながら、この挑戦に取り組んでいます。竹内涼真、町田啓太の魅力をたっぷり添えて。ゴージャスで魅惑的な、そして今まで見たことのない新鮮なダンス映画を世界にお届けしたい」と意気込みを明かしている。(高橋理久)
大友監督、原作者・井上佐藤のコメント全文は以下の通り。
大友啓史(監督)
愛に関する器、その器量を創り手に強く問うてくる作品です。
身体を重ね、眼差しを交わした瞬間、
優美さの裏側に潜む秘めた感情や情熱と共に、様々なボーダーを超えた、未だ見ぬ新しい何かが産み落とされていくかのようです。
日々心を震わしながら、この挑戦に取り組んでいます。
竹内涼真、町田啓太の魅力をたっぷり添えて。ゴージャスで魅惑的な、そして今まで見たことのない新鮮なダンス映画を世界にお届けしたい。
どうぞご期待ください。
井上佐藤(原作者)
この度の映像化のお話を伺ったとき、正直に言えば「期待1:不安9」の割合でした。理由は、『10DANCE』の映像化には製作費をかけ、監督に恵まれ、キャストにも充分なダンスの資質が無ければ無理であろうと考えたからです。ですがその後、製作がまさかの Netflix さんと聞き、不安が一つ消えました。更に大友監督がメガホンを握ることに決まり、その映像から受ける美意識の高さに緊張が走りました。鈴木役の竹内さんは短髪で精悍なイメージがありましたが、髪を伸ばした笑顔を拝見して、「あ、“兄ちゃん”キャラだ!! しかも気さくな感じ…」と、鈴木との共通点を見つけて、嬉しくなりました。杉木役の町田さんは、原作の杉木よりもずっと優しく甘いマスクで、貴公子感に溢れていて、ときめきました。このお二方の配役は私の中でストンと腑に落ちました。もちろん映像化にあたっては、漫画通りという訳にはいかないと思いますが、大友監督、竹内さん、町田さん、このお三方ならば、官能とその先にある歓喜を表現していただけるだろうと期待を込めて、完成をソワソワしながらお待ちしております。
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