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実写「ゴールデンカムイ」月島役・工藤阿須加、もし続編があったら「スチェンカが見たい」

シネマトゥデイ 映画情報 2024年11月26日 21時16分

 俳優の工藤阿須加が26日、TOHOシネマズ日比谷で行われた「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」の応援上映&トークイベントに、大谷亮平、植田春菜プロデューサーと共に登壇。劇中で大日本帝国陸軍第七師団の軍曹で鶴見中尉(玉木宏)の側近・月島基を演じている工藤は、第3話で月島が発した「名言」とSNSで話題になったセリフについて言及した。

 本作は、明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐる三つ巴の戦いの火蓋が切られた映画『ゴールデンカムイ』の続編。埋蔵金の在りかを示す暗号が刻まれた刺青を背負った、囚人狩りが本格化。「不死身の杉元」と呼ばれる元軍人・杉元佐一(山崎賢人、崎=たつさき)と杉元を助けたアイヌの少女・アシリパ(リ=小文字、山田杏奈)の一行をはじめ、鶴見中尉ら第七師団、新撰組「鬼の副長」こと土方歳三(舘ひろし)一派が三つ巴の刺青争奪戦を繰り広げる中で、それぞれの過去や信念が解き明かされていく。

 上映中、大声援が劇場に響いた応援上映。劇場で観ていたという工藤は「皆さんの熱気がすごかった。そんな作品に参加できて良かった」と笑顔を見せると「僕のアニメオタクの友達からもよく『ゴールデンカムイ』を実写化したよね。すごい」と大きな反響があったという。

 なかでもドラマの第3話で月島が発した「わたしが行って殺してきます」というセリフは原作にはないものの「いかにも月島が言いそう」とSNSで大きな話題になった。工藤は「僕もリアルタイムで観ていたのですが、友達から『お前、このセリフどうしたの?』と言われたんです。僕は『台本に書いてあった』というと『月島っぽくて良かったよ』と褒めてくれたんです」というエピソードを披露していた。

 また工藤は、杉元役の山崎について「いい意味で本当に少年です」と笑うと「まっすぐで誰からも慕われる。関われば関わるほど好きになります」と絶賛。さらに、薩摩生まれのエリート少尉・鯉登音之進役の中川大志について「何度か作品をご一緒していて、普段は“大志”と呼ぶのですが、いい意味で何の壁もなく、鯉登と月島の関係を作ることができました。最終話、本当に楽しみにしてください」と期待をあおる。

 月島の役づくりについては「鶴見中尉への忠誠心や冷徹さを大切にしながら、僕が演じて良かったと思ってもらえるように、声のトーンなどを家でずっと練習していました」とかなり努力したことを明かした工藤。実写版の今後については「続編があったなら、(原作で杉元たちが挑むロシアの伝統競技)『スチェンカ』が見たいですよね。そのときは皆さんに届くような月島を演じたいです」と語ると、会場からは大きな拍手が巻き起こっていた。(磯部正和)

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