映画『アメリ』(2001)のジャン=ピエール・ジュネ監督が盟友マルク・キャロと共同監督し、1991年に発表した長編デビュー作『デリカテッセン』が、ジュネ監督の監修により修復された4Kレストア版となって、2025年1月10日より全国公開されることが決定した。
本作の舞台は、核戦争により荒廃した近未来のパリ。ある精肉店にやってきた元ピエロのルイゾン(ドミニク・ピノン)は、アパートも兼ねるこの建物のなんでも屋として雇われ、住み込みで働き始める。だが、この店の主人には彼のような流れ者を殺しては肉にして売っているという恐ろしい秘密があった。主人の娘ジュリー(マリー=ロール・ドゥーニャ)は、心優しいルイゾンに好意を抱き、父の魔の手から彼を救おうとするのだが。
『ロスト・チルドレン』(1995)、『ミックマック』(2009)、『天才スピヴェット』(2013)へと続く独自のユニークな映像世界は多くのファンを獲得。第17回セザール賞で脚本賞、新人監督作品賞、編集賞、美術賞の4部門で受賞、シッチェス・カタロニア国際映画祭で監督賞、男優賞ほか受賞、日本でも東京国際映画祭ヤングシネマ・コンペティション金賞を受賞した。
映画『デリカテッセン 4Kレストア版』は2025年1月10日よりシネマート新宿ほか全国公開
【関連情報】
・映画『デリカテッセン 4Kレストア版』オフィシャルサイト
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