俳優の佐野勇斗が2日、都内で行われた映画『六人の嘘つきな大学生』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、メインキャストで行ったPR活動が楽しすぎたゆえの本音をこぼして会場を笑いに包んだ。この日は、浜辺美波、赤楚衛二、山下美月、倉悠貴、西垣匠、主題歌を担当した緑黄色社会(長屋晴子、小林壱誓、peppe、穴見真吾)も来場した。
浅倉秋成の同名小説を佐藤祐市監督が実写映画化した本作は、新卒採用試験の最終選考に残った6人の大学生が内定をかけてグループディスカッションに挑む中、それぞれの罪を告発する謎の文書に翻弄されるサスペンス。
登壇した佐野は、観客を相手に「こんばんは!!」「こんばんは!!」「あっ、こんばんは!!」と絶叫に近いコール&レスポンスを楽しむと「6人で集まれるのが最後かもしれないので寂しいんですけど、最後にみんなの前でお話しができる機会の幸せを噛みしめて、さらに“六嘘”を観ていただけるお話ができたらと思います。今日は楽しんでいってください」とあいさつ。
本作の反響は大きかったという佐野は「最後まで展開が読めなかったよとか、すごく面白かったよとも言ってくれました」と紹介。また、「僕、M!LK(5人組ボーカルダンスユニット)なんですけど、メンバーも観てくれて、みんな絶賛してくれました。一番興奮していたのが塩崎太智(崎はたつさき)という面白いメンバーで、『マジおもろかった! ここ最近で一番やわ!』と言っていました。カメラも回っていないのに、こういう(ハイ)テンションで言ってくれてメチャクチャうれしかったです」と喜んだ。
また、撮影から公開までの約1年2か月を振り返った佐野は「プロモーションでゲームとかもたくさんやったイメージがあります。いろんな仕事をやらせてもらう日々を送っていますけど、スケジュールにこのプロモーションが書いてあると楽しみでした。ここは遊べる……」と思わず本音をもらして会場を笑いに包み、「仕事、仕事していなくて、6人で楽しいから。やったー! と思っていました。この関係性は続けていけたらなと思います」と期待を寄せた。
さらに、緑黄色社会が書き下ろした主題歌「馬鹿の一つ覚え」にも言及。赤楚が「音楽の知識があまりない」と恐縮しながら「しっとりするエンディングだけどアップテンポな曲で、観終わった後に『あーよかったな』と余韻が残る」と語ると、ジョーク混じりに「僕は音楽のことめっちゃわかるんですけど」と自信満々で切り出した佐野は「曲のタイトルに引き込まれましたし、耳に残って家でもずっと歌っちゃっていました。間奏の楽器の音がめっちゃおしゃれで気持ちよくて」と絶賛してメンバーを喜ばせる。さらに、「ぶぁかの一つ覚えでしょう」と「馬鹿」に力を込めて歌っていると話すと、ボーカルの長屋から「嘘をつかれた側の目線で歌詞を書いたので、ドスの効いた声もピッタリだと思います」と褒められていた。(錦怜那)
【関連情報】
・映画『六人の嘘つきな大学生』公式サイト
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