先んじて公開されたアメリカでは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を上回り、歴代ナンバーワンとなる5日間オープニング記録をたたき出した映画『モアナと伝説の海2』から、マウイ役・尾上松也が歌う「できるさ!チーフー!」の本編映像が公開された。
前作から3年後を舞台にした本作。すっかり航海術も板についたモアナは全ての海をつなぐ1,000年に一人の“タウタイ(導く者)”として、危機に瀕した島の未来のために、半神半人の英雄・マウイや島の仲間たちと共に危険な航海へ繰り出すことになる。「できるさ!チーフー!」はマウイの新曲で、困難にくじけそうになったモアナを励ますパワフルなナンバーだ。
ノリノリのラップ調の同楽曲を見事に歌い上げた尾上は、「(前作の)『俺のおかげさ』は自分を自慢する歌だったのですが、今回はモアナの背中を押すような歌になっています」とマウイの成長と、彼とモアナの絆に言及。「歌詞の中でもモアナに言っているのですが、とにかく自分の道を切り開け、頑張れという歌詞ですので、悩んでいる方など、なにかに挑戦したいけど踏み出せない方に聞いていただいて、ぜひ勇気をもって飛び出せるきっかけになる歌になったら嬉しいです」と込めた思いを明かした。
『モアナと伝説の海2』において新曲の日本語訳詞を担当したDiggy-MO’(元SOUL'd OUT)は、「できるさ!チーフー!」について「インパクト大です! 大胆なキャラクターの演出とともに、作品全体の雰囲気を独創的に煽ってくるのでグイグイ気持ちが巻かれていく曲ですね」と表現する。
訳詞制作の過程を「物語全体の中での機能美を考えた場合、作り込んでいく『詩的な』『音楽的な』マニアックなこだわり以外に、老若男女、幅広い層の方たちにも“ナチュラルに親しんでいただけるようなものづくり”というのも、自分の念頭にかなり大きな割り合いであったので、そういった塩梅を探っていくのも興味深く、すべての過程の中でとても勉強になりました」と振り返ったDiggy-MO’。「次の世代へと繋いでいく子どもたちが、ふと口ずさんでいたり、あるいは、難しいけどちょっと挑戦してみたくなるような気持ちが自然と芽生えていたり、そんな理想に叶うことができたならば、それが一番素敵でうれしいことだなと思っています」と期待を込めていた。
『モアナと伝説の海2』は本日6日から日本公開。(編集部・市川遥)
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