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松坂桃李、日曜劇場初主演『新聞記者』脚本家と再タッグ 学園ドラマ「御上先生」来年1月スタート

シネマトゥデイ 映画情報 2024年12月8日 21時54分

 俳優の松坂桃李が、2025年1月期の日曜劇場枠(毎週日曜よる9時)「御上先生」(みかみせんせい)で主演を務めることが明らかになった。本作は、高校教師になったエリート文科省官僚が、令和の高校生たちと共に、日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。「VIVANT」で別班の一員を演じたことも記憶に新しい松坂が、本作で初の日曜劇場主演を飾る。

 松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(みかみ・たかし)。とある出来事をきっかけに教育改革を志し、文科省に入った御上は、日本の中枢や教育現場が「考える力」を身につけるとは名ばかりの教育改革をうたい、保身や権力争いにまみれている現実に失望する。そんななか、新たに設けられた官僚派遣制度によって左遷同然に私立高校への出向を命じられた御上は、現場から声をあげ内側から制度を壊そうと教壇に立ち、18歳の高校生たちを導きながら権力に立ち向かっていく。 

 脚本は、演劇界に主軸を置きながら、松坂主演の映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞するなど、映像作品でも実績を残す詩森ろば。完全オリジナルストーリーとなる本作で、初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。

 松坂は、『新聞記者』について「あの作品によって、僕自身大きな刺激を受けました」と振り返り、詩森との再タッグに「詩森さんの書く脚本の展開は非常に攻めていて、読んでいて引き込まれます。今度は連続ドラマというフィールドで何かしらの変化をもたらす作品になればと願っています」と意気込みをコメントしている。

 プロデューサーは「アンチヒーロー」(2024)、「VIVANT」(2023)、「マイファミリー」(2022)そして「ドラゴン桜」(2021)など話題の日曜劇場作品を担当してきた飯田和孝。TBSとして「ドラゴン桜」以来の学園ドラマとなり、子供が生きる「学校」と大人がもがく「省庁」という、一見別次元にあるこの2つを中心に物語が展開していく。12月14日には、物語を彩る生徒役キャストが一挙に発表される予定だ。

 松坂桃李、飯田和孝プロデューサーのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)

松坂桃李

今、時代の流れと共に学校だったり、教育の抱えている問題は大きく変化していっていると思います。
「御上先生」は、学校で起きるひとつひとつの問題が社会全体の問題に繋がっているということを強く打ち出しているドラマです。
起きたことにちゃんと向き合い、切り取り、伝えていこうとする、そんな挑戦する姿勢に僕は強く惹かれました。
誰か一人が解決していくのではなく、みんなで向き合い、考えていく。
日曜日の夜にこのドラマを観て、翌日から学校や職場で考えたり、話し合う機会があちこちで生まれたら、幸いです。
脚本の詩森ろばさんとは『新聞記者』以来です。
あの作品によって、僕自身大きな刺激を受けました。
詩森さんの書く脚本の展開は非常に攻めていて、読んでいて引き込まれます。
今度は連続ドラマというフィールドで何かしらの変化をもたらす作品になればと願っています。

プロデューサー・飯田和孝

詩森さんと企画を考え始めたのが2020年、コロナ禍。あるアーティストの動画を見たのがきっかけでした。「最近の若者は」などと言われる中、そこにいた若者たちは、自分を精一杯表現し、輝いて見えました。
そんな若者たちが輝くドラマを作りたい、と強く思いました。
この5年で目まぐるしく変化してきた社会、特に若い世代の躍進は凄まじいものがあります。
しかしながら、大人はそれを受け入れていない? 見ようとしていない? それは単に認めたくないからでは? 保身のため?
そんな思いが沸々と湧き上がってきました。自分も含め大人たちは、何か居心地の良い場所に安住しようとしているのではと感じました。
松坂さん演じる御上先生に、そんな社会に一石を投じて欲しいという願いを込めて、このドラマを制作しています。日曜の夜、既存の社会を変えるために立ち上がる御上先生を、是非応援していただければ嬉しいです。

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