俳優の横浜流星が16日、NHK放送センターで行われた2025年大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」（1月5日スタート、NHK総合毎週日曜よる8時～ほか）第1回試写会後の会見に、脚本の森下佳子、演出の大原拓、制作統括の藤並英樹と共に出席。「これまで自分が触れてこなかった世界観。すべてが挑戦。壁は高いですがしっかり乗り越えていければ」と意気込みを語った。
大河ドラマ第64作目となる「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」は、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴、東洲斎写楽らを世に送り出し、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎（横浜）を主人公にしたストーリー。脚本を大河ドラマ「おんな城主 直虎」、NHKドラマ「大奥」シリーズなどの森下佳子、語りを綾瀬はるかが務める。
横浜は「2日前に完パケを観ました」といい「合戦はありませんが、商売の戦いが繰り広げられます。撮影中から感じていましたが、新たな大河ドラマになると思います」と自信を深めたという。
初の大河ドラマにして主演。横浜は「これまで演じてこなかったような役と世界観の物語。しかも大河ドラマも初めてで主演とすべてが挑戦です」と強い視線を送ると「非常に壁が高いですが、しっかりと乗り超えられたらいいなと思い、日々キャスト、スタッフと共に向き合いながら作品を作っています」と思いを語っていた。
横浜が演じる蔦重は劇中、緑の着物を着用している。横浜は「衣装についてはいろいろと話し合いました。当時は青が流行っていたようですが、みんなが着る色なので、埋もれてしまうかもしれないとエネルギッシュな緑色にしていただきました。ユニフォームみたいな感覚です」とすでになじんでいることを明かすと「僕は緑に縁があるんです。戦隊ものをやっていたときがグリーンだったので」と横浜が出演していたスーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」ヒカリ／トッキュウ4号を引き合いに出し、会場を笑わせていた。
横浜は「色恋や濃い人間ドラマがスピーディーに描かれる作品です」と見どころを明かすと「蔦屋重三郎というあまりなじみのない人物だからこそ、先入観なく観ていただけると思いますし、商人なので、観ていただける方と同じ目線で、自分事のように感じて共感していただけるのでは。これから1年間、作品そして蔦重、その周りの登場人物を愛していただけると嬉しいです」とメッセージを送った。（磯部正和）
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