Travis Japanの松田元太16日、都内で行われた超実写プレミアム吹替版『ライオン・キング:ムファサ』(12月20日全国公開)のミュージカルプレミアに尾上右近と出席。二人で劇中歌「君みたいな兄弟」を生披露し、会場に駆けつけた渡辺謙から「絶対に吹替を観るべき作品になった」と絶賛を受けた。
本作は、『ライオン・キング』の主人公シンバを命がけで守ったムファサ王と、彼の命を奪った“ヴィラン”スカーの若き日の兄弟の絆を描く前日譚。ムファサの声を右近が、後のスカーであるタカの声を松田が、ムファサとタカに迫る悪役ライオン・キロスの声を渡辺が担当した。この日は、同じくボイスキャストのMARIA-E、吉原光夫、和音美桜、亜生(ミキ)も登壇した。
冒頭、吉原と和音による「遥かなミレーレ」の歌唱が行われたほか、右近とMARIA-Eによる「聞かせて」、右近と松田による「君みたいな兄弟」が生歌唱され、ライブを終えた右近はホッとした表情を見せる。その後、右近、渡辺、松田によるトークがスタート。渡辺は袖から歌を聴いていたといい、「絶対に吹替を観るべき作品になった。こないだ元太と一緒に完成したものを観たときもやばいと思った」と絶賛し、松田も「宝物のような言葉をいただいた」と感激の表情を見せた。
松田はこの日の生歌唱の感想を聞かれると、「気持ちよかったです」と満足げ。右近も「今日が今年一番。最高の日です」と感慨深げに感想を述べる。松田は「ムファサに出会えたことを本当に感謝しています。ディズニー史上最強の作品になったと思います。それをようやくみなさんに観てもらえることを嬉しく思います」と公開を前に嬉しそうな笑顔。
また、松田は「君みたいな兄弟」について「僕自身大好きな楽曲です」と述べ、「ムファサとタカの絆、超かわいい二人の関係性が見えるような楽曲です。ムファサが下パートを、タカを支えるように歌っているんです。そこでケンケン(右近)の声もどっしりして、かっこいい歌声です。タカはタカらしく、この作品の世界観が詰まった感じ担っていると思います。たくさんの方に聞いてほしい。この曲が大切だということがストーリーの中でわかってくると思います」と話す。
右近も「心地よくて壮大で我々二人で歌っている兄弟の絆の深さ、楽しさ、溌剌としたものを感じられる曲になっています」と述べ、渡辺も「とても疾走感があって、それがこの映画の一番の魅力でもある」と話した。
右近は、「運命によってみんなそれぞれ使命を与えられ、その使命を全うすることが大事だと感じられる作品です。兄弟の絆ということでいくと、お互いに影響を与えつつ、寄り添い続けることの重要さを感じていただけると思います。日常でも寄り添うことの大切さを感じてもらいたい」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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