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『アメスパ2』から10年…悪役ライノが『クレイヴン・ザ・ハンター』で再実写化、新ビジュアル公開

シネマトゥデイ 映画情報 2024年12月12日 8時2分

 ソニー・ピクチャーズ製作のマーベル映画『クレイヴン・ザ・ハンター』(12月13日日米同時公開)から、悪役ライノと重要人物カリプソの新ビジュアルが公開された。

 主人公クレイヴン・ザ・ハンター(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、原作コミックにおいてスパイダーマンの宿敵として描かれていた人物。幼少期に巨大なライオンに襲われたことで、百獣の王のパワーを体に宿す最強のハンターとなったクレイヴンは、金もうけのために動物を殺める人間たちを狩りの対象にするようになる。実写映画では、クレイヴンがいかにしてその力を得て、最強のハンターとなったのかが描かれる。

 クレイヴンの敵として登場するライノは、全身が硬い皮膚に覆われ、サイのような力を持つ巨大な怪物。映画『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)で一度実写化されており、本作で約10年ぶりにスクリーン復帰を果たす。“裏社会の殺戮者”と呼ばれ権力を持つクレイヴンの父親ニコライ・クラヴィノフ(ラッセル・クロウ)と因縁を持ち、その座を狙ってクラヴィノフ家の人間を狙って策略を巡らせる。変身後のビジュアルも、原作コミックにより忠実な姿となっている。

 ライノことアレクセイ・シツェビッチを演じるのは、本作の監督であるJ・C・チャンダーが手がけた『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(2014)などに出演したアレッサンドロ・ニヴォラ。自身が演じるアレクセイについて「根本的に何かが欠落している人間であり、自信を持てない不安定さによって行動に駆り立てられ、思い上がりによって自滅することになる」と語っており、「アレクセイについて監督が気に入っていたのは、自分に欠けているものを科学の力で補完しようとしているキャラクターだ、ということ。しかし、結局そのせいで彼は以前よりもっと苦しむことになります。自分の身体的特徴に囚われてそこから抜け出すことができない人物で、それがこのキャラクターのエッセンスだと思います」とキャラクターについて深掘りした。

 そんなライノに立ち向かう、クレイヴンの協力者となるのがカリプソだ。巨大なライオンに襲われ瀕死の重症を負った少年セルゲイを、カリプソが祖母から受け継いだ秘薬を使って助けたことで、クレイヴンが誕生することになる。のちに成長したクレイヴンとカリプソは再会し、協力関係を築く。

 カリプソ役を務めたのは『ウエスト・サイド・ストーリー』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズ。デボーズは「クレイヴンとカリプソの関係は奇跡のような関係。互いの人生に関わることを運命づけられた二人の、宇宙的でスピリチュアルな出会いなんです」とクレイヴンとの関係について言及し、「カリプソは自分が何者なのかを追求していて、そのために自身の家系についても調べています」とコメント。主演のアーロンは「カリプソはクレイヴンの世界を岩や錨のように支える存在」と絶大な信頼を寄せ、「二人の間には深い絆があります。彼女はスピリチュアルな人間で、直感や本能に導かれて行動します。彼女自身も凄腕なんです」と語っている。(編集部・倉本拓弥)

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