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柄本佑、「光る君へ」終了を寂しがる「もう共演者に会うこともないのか…」

シネマトゥデイ 映画情報 2024年12月21日 18時19分

 俳優の柄本佑が21日、都内で初の著書となるフォトブック「柄本佑1st フォトブック『1(いち)』」の発売記念会見を行った。15日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原道長を演じていた柄本は、今年を総括し、「『光る君へ』な一年でした。この作品しかほぼほぼやっておりませんでしたし、11月に撮影は終わったんですけど、オンエアが終わって寂しい気持ちでいっぱいです」と打ち明けた。

 柄本は同作について、「これからスタジオに行く必要もないのか、共演者に会うこともないのかと思うと寂しくて……。なかなかそういう気持ちになることはない。特別な作品だったんだなと思います。来年も『光る君へ』の共演者の方に恥じることがないよう頑張っていきたいです」と決意を新たにした。

 本書は、森山大道、荒木経惟という二大写真家を招いて撮影された柄本初の写真集。柄本のアートワーク(落書きイラスト)や私物写真も収録されている。森山、荒木両名へのリスペクトを込め、敢えて綴じない出版物にチャレンジしたといい、写真を高品質の厚紙に印刷し、ボックスに収納する仕様だ。完全受注生産で講談社より発売される。

 柄本は本書の発売について「不思議な感じです。出るんだなって。撮ってもらいたい人を聞かれて荒木先生、森山先生を挙げて、それを実現していただいたんです。それだけでもご褒美です。きっと写真を見て皆さんに驚いてもらえると思います」と話す。

 タイトルの「1」については、「デザイナーの人にアイデアをもらったんです。シンプルなものにしたいという気持ちもありました。人生で一度だけという意味もあれば、僕が撮った自主映画のタイトルにも少し重なっています。ゆかりのある数字だなって思います」と説明。

 巨匠との撮影も楽しんだといい、「刺激的な撮影でした。荒木先生も森山先生も2時間くらい撮影をしていただいたんです。荒木先生とはスタジオの撮影で衣装を2種類持って行っていて、そこには人生の因果関係を含ませていたんですけど、それを荒木先生に楽しんでいただいて、予定より長く撮影をしてもらえました。森山先生とは新宿で撮影しました。森山先生といえば新宿。新宿での撮影は外せないなって。完成したものの出来ですか? 100点です。お二人に撮ってもらえただけでも100点です。本になって120点……。本当にありがたいです」と続けた。

 また、16日に38歳の誕生日を迎えたことから、ケーキでバースデーを祝福される一幕も。柄本は「来年は早寝早起き、健康第一かな。自主映画を撮ったりもしたので今後はいよいよ長編映画を撮れるよう動いて行かないといけないなと思いました」と新たな目標を口にしていた。(取材・文:名鹿祥史)

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