円谷プロダクションが展開するプロジェクト「かいじゅうのすみか」の世界観から誕生したSFファンタジー小説「ツイン・アース」(集英社文庫、税込913円)が、2025年1月21日に発売されることが決定した。大ヒット漫画&映画『海猿』の原案でも知られる作家・小森陽一が執筆した。
ウルトラ怪獣を主人公とする「かいじゅうのすみか」プロジェクトは、2023年11月に実施された円谷プロ主催のファンイベント「TSUBURAYA CONVENTION 2023」で発表されたもの。脚本家としても活動する小森は、ウルトラマンをはじめ、円谷プロダクションが生み出した作品やキャラクターへの造詣も深い。
舞台は、これまで誰も気づかなかったもう一つの地球「Terra-α」。人間たちが暮らす地球から招かれた若きオーロラ研究家・アイノの驚くべき体験を描く。ゴモラ、ぺギラ、レッドキング、ピグモンといったウルトラ怪獣が現実に存在する新たな地球で繰り広げられる冒険を通して、人間と怪獣の共生、生命との向き合いについて読者の心に訴えかける。(編集部・倉本拓弥)
あらすじ
フィンランドに住む若きオーロラ研究者アイノは、不自然な空の揺らぎを見つけたことから導かれるようにもう一つの地球[Terra-α]を訪れる。 そこで彼女が案内されて見たものは、地球とはまったく異なるテクノロジーを持つ人びとが、大自然や圧倒的に巨大な怪獣たちと共生する様子であった。 自分が招かれたことに疑問を持ちながらも[Terra-α]の仲間たちとフィールドワークを続けるアイノだったが、本来は交わるはずのないレッドキングとゴモラの戦いに巻き込まれてしまうのだった……。
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