映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』でソニックの声を担当したベン・シュワルツと、新たに登場するダークヒーロー・シャドウ役を務めたキアヌ・リーヴスがリモートインタビューに応じ、声優として演じることの醍醐味、ソニック&シャドウとして共演してみたい日本のキャラクターについて語った。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
本作は、株式会社セガの人気ゲームキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグを実写映画化した『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ第3弾。セガとソニックの母国である日本を舞台に、ソニック・テイルス・ナックルズが、長い眠りから目覚めたシャドウと対峙する。
声優は「何にでもなれて、何でもできる」
Q:ベンは『スター・ウォーズ』シリーズのBB-8役、キアヌは『トイ・ストーリー4』のデューク・カブーン役と、過去にも声優を経験しています。声優として演じることの醍醐味はどんなところにありますか?
ベン・シュワルツ(以降、ベン):声優の醍醐味は何にでもなれて、何でもできること。素晴らしいことです。私たちに求められるのは、あらゆることを声で表現すること。シャドウみたいにセリフが少ない場合も、抑揚をつけたりして感情を伝える必要があります。
キアヌ・リーヴス(以降、キアヌ):目で演技することも大切です。
ベン:もちろん目で訴えることも必要です。とにかく、全てを声で届ける必要があります。私やキアヌの声は、天才的なアニメーターたちによってキャラクターに吹き込まれ、キャラクターたちは感情を表に出すことができます。とても面白い共同作業ですよね。パジャマを着たままでも収録できますから。私は声優の仕事が大好きですし、昔からアニメーションやゲームに夢中になっていたので、この世界でソニックを演じることができてとても楽しいです。
キアヌ:声優は卓越した、素晴らしい仕事です。贅沢でクリエイティブな仕事ですし、楽しいことも重要です。
『ソニック × シャドウ』でキアヌの代表作オマージュ?
Q:(キアヌへ)劇中でシャドウが銃を持ったままバイクにまたがる姿は『ジョン・ウィック』を彷彿とさせます。さらに、シャドウとソニックが渋谷の上空で戦うさまは『マトリックス レボリューションズ』のようです。メガホンを取ったジェフ・フォウラー監督は、あなたの映画にオマージュを捧げるため、意図的にこれらのシーンを作ったと思いますか?
ベン&キアヌ:『AKIRA』のオマージュを忘れてはいけません!(スカイツリーで)シャドウがバイクでスライドしていますから。
キアヌ:監督はアニメが大好きで、セガがこれまで発表してきたソニックシリーズのレガシーを理解しています。なので、ファンが見つけて話し合えるようなイメージや小ネタを入れることが好きなのかもしれません。もちろん、私が出演してきた映画にもオマージュを捧げていると思いますが、真相は私にもわかりません。
ソニックxワンパンマンの共演が見たい!
Q:劇中では、日本を代表する人気キャラクターの名前が多数登場します。もしも『ソニック』シリーズと他の日本作品のクロスオーバーが実現したら、ソニック&シャドウとしてどんなキャラクターと共演したいですか?
ベン:「ワンパンマン」かな? 大好きなんです。(キアヌに対して)観たことある?
キアヌ:観たことないよ。
ベン:主人公が超強くて、敵を一撃(ワンパン)で倒せるんだ。何のために戦うのか葛藤する姿も描かれるんだ。ワンパンマンとソニックの共演は面白そうです。「ドラゴンボールZ」ともクロスオーバーできたら最高ですよ。
キアヌ:(突然「ドラゴンボールZ」を再現しはじめる)
ベン:ほら見て! キアヌが一人で「ドラゴンボールZ」のキャラクターを演じようとしてる!
Q:キアヌはいかがですか?
キアヌ:どの世界に行ってみたいかな……シャドウがサムライになって刀を持てたら最高かもしれないです。
ベン:確かに面白そう。そのアイデア、気に入った!
キアヌ:シャドウだから混沌の刀みたいなものを振り回したり……。
ベン:これは記事にするべきです。もし次回作があれば、採用してもらえますから。
キアヌ:(日本語で)突き!!!
ベン:全部バラしたら勿体ないよ!
映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』は12月27日全国公開
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