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「海に眠るダイヤモンド」鉄平の思い「切なすぎる」クライマックスに感動の声「涙腺崩壊」【ネタバレあり】

シネマトゥデイ 映画情報 2024年12月23日 7時32分

 神木隆之介が主演を務めたTBS系・日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の最終話2時間スペシャルが22日に放送。鉄平が朝子を置いて姿を消した理由とその後の人生、全てを知ったいづみの思いが明かされるクライマックスに、X(旧Twitter)でも視聴者から感激の声が寄せられた。(ネタバレ注意。以下、最終話の内容に触れています)

 「海に眠るダイヤモンド」は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台にした、高度経済成長期と現代の日本を結ぶ、70年にわたる愛と友情、家族の物語。「アンナチュラル」「MIU404」を手掛けた脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子が、端島の炭鉱員の家に生まれた鉄平(神木)と、現代の東京のホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を描く。

 いづみ(宮本信子)から、鉄平はリナ(池田エライザ)と駆け落ちをしたきり消息を絶ったと告げられた玲央(神木)。そして最終話、いづみは玲央に、2人が消えた“あの夜”のことを語り始める。

 1965年3月。新区域から石炭が出たことで息を吹き返した端島では、本格操業へ向けて張り切る鉄平の姿が。しかし、鉄平が誠の通院のために度々リナと長崎へ渡っていたことで、島民たちの間では2人の仲を疑うよからぬ噂も立っていた。賢将(清水尋也)からそのことを聞き、すぐに否定する鉄平。しかしその裏で鉄平はリナと、誰にも言えないある秘密を共有していた。そんなある日、朝子(杉咲花)は鉄平から「話がある」と呼び出される。しかし約束の夜、仕事を終えた朝子のもとに、鉄平が姿を見せることはなかった。

 鉄平と朝子の運命が分かれたその日、兄の進平(斎藤工)が殺したリナを追うヤクザの一味の兄に、息子の誠がさらわれていた。誠を守るために、自分が殺したと全ての罪をかぶった鉄平は、誠を取り戻してリナと端島を出ると、それからたった一人、追っ手から逃げながら各地を転々としていたことが明かされる。

 そして2018年、玲央といづみは、再び長崎を訪れることに。端島に上陸した2人は、10年以上前に鉄平が島を訪れ、朝子のために作った“ギヤマン”(ダイヤモンド)の花瓶を端島に置いていたことを知る。

 その後、鉄平の住所を知った二人は、長崎の野母崎を訪問。鉄平は8年前に他界していたが、彼が住んでいた家の庭には一面のコスモス畑が。そのコスモスと共に、海岸線に見える端島を鉄平がいつも眺めていたことが明かされた。

 それを見たいづみの思いは端島へ。そこには、端島で平和にすごす一平(國村隼)や辰雄(沢村一樹)、リナと進平、賢将と百合子、彼らの子供たちの姿が。夢のような光景のなか、いづみの前に座った朝子が「私の人生、どがんでしたかね?」と問いかけると、いづみは「朝子はね、きばって生きたわよ」と笑顔。そして、朝子のもとに歩み寄った鉄平が、朝子にプロポーズする姿が描かれた。

 70年の時を超えて結実した物語のクライマックスに涙した視聴者も多かったようで、Xには「端島が見える庭一面のコスモス畑で涙腺崩壊」「最後のプロポーズのシーンで涙腺決壊したわ…」「切なすぎる余韻が尾を引いて眠れません」「鉄平の朝子や端島への思いが切なすぎる」などの声が寄せられた。(西村重人)

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